日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
上野の静かなしだれ桜 
上野の桜、というとズラリ並んだソメイヨシノと、
青いビニールシートの上で酒盛りする光景が定番だけど、
そんな喧騒とは縁のない、静かなお花見場所がある。

東京国立博物館(東博)の庭と、すぐそばの寛永寺だ。


写真は先週末のものだけど、
東博のしだれ桜は比較的開花が早く、すでにやや盛りを過ぎた頃合いだった。


しだれ桜は分散してぽつぽつあるので、
一か所にまとまってどっと咲く豪華さはないけれど、
博物館の入場料が必要なので、どっと混みあうことがない。


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一番のポイントは、
東京にしては珍しく、邪魔なものが視界に入らないこと。

青いビニールシートも屋台も高いビルもなければ、
車の乗り入れもない。
池の奥には茶室が佇み、安心して四方八方を見渡せる。


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寛永寺は、元の広い敷地が分割され現在一部が残っているのみなので
敷地が分散している。
こちらは開山堂の方。

根本中堂にはしだれ桜はほとんどなかった。

 
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世間では上野公園のソメイヨシノの開花を今か今かと待ちこがれ、
まだ1分咲きでも、気の早い人たちは、お花見としゃれこんでいた。

でもへそ曲がりの私は、こういうマイナーな場所が好き。


とはいえ、東博の庭などは、
以前いなかった外国人観光客の姿も混じるようになり、
秘密の超穴場なんていうのは、絶滅危惧種並みになりつつある。
2017.04.05 Wed | 国内探索| 0 track backs,
雨の日に、一風変わったお花見を?!
週末は雨も残るようだけど、
そんな時こそ、博物館・美術館でお花見を!

先日来エントリーしてきた
桜をモチーフにした絵以外にも、
変わり種の「桜」展示がある。


例えば、先日行った東京国立博物館で見た
”変わりもののお花見”企画!


不動王明王立像。
なぜこれが、お花見と関係?
 

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サクラ材を用いた仏像・・・なのだった。
これはまるでナゾナゾ。


さらにお花見企画として、刀の鍔(つば)まで登場。

よーく見ると、
桜の花びら!

刀に装着してしまえばほとんど見えないだろうに、
細部にこだわるダンディズム!


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蒔絵の部屋にも、桜関連があった。

美しいしだれ桜が描かれた
「枝垂桜漆絵膳」。

風流!

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昨今美術館・博物館はしゃれた演出をするようになった。

でーんと構えて、来たい人は来ればいい、という上から目線でなく、
鑑賞者目線になって、悦びを提供するような企画が増えた。

生存競争を賭けた闘いなのかもしれないけれど。



2017.03.31 Fri | 国内探索| 0 track backs,
目黒川、今が見ごろの早咲き桜はココ
■ まだ咲いてない、と諦める前に! 15分歩けば満開のしだれ桜あり


今年は桜の開花宣言から満開まで手間取っている。

まだ早いと知りつつも、待ちきれない花見客たちは
目黒川にやってきては落胆して帰っていく。

目黒川沿いに満開の桜があることを知らずに。。。

既に先の週末、一気に咲いた木がある。
ソメイヨシノではなく、しだれ桜ではあるけれど。


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中目黒でなく目黒駅から目黒川にアプローチすればすぐに出くわす。
だがしかし、人はみな、中目黒を目指すので、この光景を見られずに帰ることになる。

いや、15分歩けば見られるのだけど、
群衆が流れる方向とは逆方面なのだ。

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背景に映っているのは目黒雅叙園。
(注:4月1日からリブランディングで、「ホテル雅叙園東京」に名称変更する)。


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正確な場所はこちら。
目黒川に架かるたいこ橋から雅叙園を見ると、この角度。

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この地点で今見られるしだれはこれ1本だけなので
わざわざこれだけを目当てに行く価値はないと思う。

でも、2分咲きぐらいを期待して付近まで来てしまい、
ほとんど開花しておらず落胆したむきは、
こちらに足を伸ばすのがいいかと思う。

ただし、しだれ桜はあっという間に終わってしまうので、ご注意を。
ソメイヨシノが咲くころにはすっかり散っているはず。


2017.03.28 Tue | 国内探索| 0 track backs,
目黒川 桜開花状況 2017年3月19日 開花第一号見つけた!
東京の桜開花予想は3月23日なのだとか。

あと4日あまりだけれど、
待ちきれずにほころび始める桜もあるのでは?

などと庭園美術館に行くついでに、探検してみた。

粘った甲斐あって(?)ありました、ありました。
完全につぼみから脱却して開いた花びらが。


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上記のように本当に開いた花は他には見かけなかったけれど、
つぼみがかなりピンクに染まっているものは多々あった。

やはり日当たりのいい場所ばかり。
これらは目黒雅叙園より少々中目黒寄りの川沿い。

枝から出ている花よりも、
幹に直接宿っている花の方が概して開花が早いみたい。


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枝についているつぼみはまだほんのりピンクといった感じ。
でも、うずうずしているのがうかがわれる。

明日も18度ぐらいの予想なので、一気に進む予感。

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これからは畳みかけるような勢いで
日増しに桜色が広がることだろう。


2017.03.19 Sun | 国内探索| 0 track backs,
遅咲きの梅はまだ間に合います @皇居東御苑
先日皇居東御苑の早咲き桜について書いたけれど、
先週末の時点で、実はまだ梅も頑張って咲いていた。

梅林坂の一部と、そして梅林坂を上った右手にちらほらと。

特に毎年必ず期待を裏切らず花をつけてくれるこの木は、
密かにマニアの間で人気の一本だ。
なぜかというとー


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1つの木で、紅梅と白梅の競演が見られるから。
メインは白梅。
そこにベビーピンクの枝が混じっている。

毎年この木は二色の花を咲かせるのだ。

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そばには淡いピンクの梅もあり、
こちらも毎年遅めに花を咲かせる。

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梅は、桜と違って品種ごとの花の違いがあまり際立っていない。
どれも同じ品種のように見えるのだけど、
これだけ咲く時期にギャップがあるというのはやはり品種が違う証拠らしい。

近づいて花びらを凝視すると、確かに微妙に違いがあるのに気づく。


その点、桜はそれぞれ個性的。
カンザクラ、八重桜、彼岸桜、ソメイヨシノ、山桜、など
見た目のバリエーションが多い。


梅から桜へそろそろバトンタッチの時期のようだ。


2017.03.07 Tue | 国内探索| 0 track backs,
東京マラソン狂騒曲 林家たい平さんの勇姿 でも家族は見つけられず!
◆ 林家たい平さんを目撃

五輪の予行演習を兼ねてゴールが東京に移動した2017年東京マラソン。

毎年芸能人のランナーが登場するけれど、
今年は笑点と書かれたウエアを着用した林家たい平さん。

大勢に囲まれているので遠目でもすぐわかる。


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背中に笑点。

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◆ 肝心のきょうだいを探せなかった失態! 
◆ 見る場所は後半がいい 


この日はきょうだいを探しに行ったので、トップグループは目的ではなかった。
東御苑で花見をして、ご飯を食べてから、と思ったら
丁度先頭がゴールをするタイミングだったので、
急きょ東京駅へ向かう。

先頭のウィルソン・キプサング   は予想以上に早かったので(2時間3分台)
見逃したけれど、まあ、余りに即興的に決定したので仕方ない。


2位 ギデオン・キプケテル   2:05:49。以下タイムは暫定。
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3位 ディクソン・チュンバ   (2:06:24)
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日本人最高位の井上 大仁  (2:08:20)
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2位山本 浩之  (2:09:10)
思い切り遠くから写したのでほんのチラリ。
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注目の設楽 悠太は3位  (2:09:24)
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21番 今井 正人 (2:11:00) vs コニカミノルタ 野口 拓也 (2:11:02)
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女子1位。サラ・チェプチルチル   (2:19:45)
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女子2位 ベルハネ・ディババ   (2:21:17)
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ところで、
通過時間チェックをしていたのに、肝心の身内を探すことができず。

離れたところにいた夫が見つけてくれたので
写真で見ることはできたけれど。

探すのが大変というのはわかっていたので
ウエアの色とかまで聞いていたのに。

見慣れた先入観とあまりに違っていたいでたちだったせいと
帽子のせい、そばを走っていた目立った別の人をガン見していたせい
らしいが。
なんともなさけない。


一方、今回思ったのは、レースは後半の方がおもしろいかも、ということ。

いつもと同じ日比谷で陣取ったのだけど、
以前は前半に組み込まれていたのでみんな元気いっぱいで
にこやかな仮装大会のイメージが強かった。

ところが今回ゴール場所移動により日比谷は30&40km地点。

みんなくたびれていて、これぞレースという感じ。

さらにばらけているから前半より見やすい。
(でも私は親族を探せなかったわけだが。)


次回はウエアの色を聞くだけでなく、
写真で送ってもらおう。

とはいえ次回抽選に当たるのはいつのことやら。
なにせ毎回応募して、今回たったの2度目の当選だったのだから。

2017.02.26 Sun | 国内探索| 0 track backs,
プレミアム・フライデー関連のイベント(次回は3月31日)
次回のプレミアム・フライデー(3月31日)に向けて、
既にイベント実施を予告している美術館・博物館がある。

いずれも国立系の施設。
つまり国がこの試みを推進している様子がうかがえる。


都内では、フライデー・ナイト・ミュージアム@上野と称して、
第一回目の2月24日に連携イベントが開催された。


そしてその第二弾が3月31日にも実施されることが
既に発表されている。
のみならず、そのほかの金曜日にも、ちらほらイベントが予定されている。


現時点でそれがわかるサイトはこちら:
(国立美術館・博物館の夜間開館と連動したアートプロジェクト「フライデー・ナイト・ミュージアム@上野」 概要 )

最終的な告知は、こちらのサイトに出る予定(現時点では、3/31の情報はきちんと出ていない):
http://www.asahi.com/ad/fn2017/


次回開催が決定しているのは以下の通り: 

●Short Shorts@Museum
(3/31 東京国立博物館)
 テーマ「夜」
①ロングブランチ(監督:Dane Clark & Linsey Stewart )約 14 分間
②僕はうまく話せない(監督:Benjamin Cleary)13 分間


●博物館を楽しまナイト
(3/31 東京国立博物館平成館1階ラウンジ)午後 5 時~8 時まで随時/自由参加 


●ミュージアム灯篭プロジェクト
(3/31)午後 5 時~8 時まで随時/自由参加 


●Friday Night Session
(3/10 国立科学博物館日本館2階講堂)約 60 分/事前申込制(定員 100 人,先着順)
(3/17 国立西洋美術館地下2階講堂)約 60 分/事前申込制(定員 100 人,先着順) 
(3/31 東京国立博物館平成館1階大講堂)約 30 分又は約 60 分/事前申込制(定員 380 人,
先着順) 


ナイトセッションは、さまざまなゲストを迎えて行われ、
第一回目は、映画作家の川瀬直美さんやタレントの篠原ともえさんなどが出演した。



2017.02.25 Sat | 国内探索| 0 track backs,
両国風景
節分の日、節分の豆が占領していたスーパーの棚は、
翌日チョコレート売り場へと生まれ変わり、
バレンタインが過ぎるといまやひな祭りのあられが占拠する状況。


日本人のイベント便乗商法はかくもアグレッシブで辟易してしまうものの、
これで経済効果があるのなら、まあいいか、とも思う。


そしてここはスーパーではないけれど、やはりお雛祭り気分を演出している空間を見つけた。

両国駅構内。

使われていない階段に繰り広げられたお雛様たち。

よく見ると、頂点のお内裏様は2組のカップルだった。

忙しい駅の構内でお雛様、うん、季節を感じさせ、なかなかいい企画、、、
と思ってよく見れば、、、

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両脇にはズラリと「2016かつうらビッグひな祭り」旅行の宣伝!!

つまりJRに乗って、勝浦の有名なひな壇を鑑賞しに行こう!という宣伝の一環なのだった。


なーんだ、そういう魂胆か。
どこもかしこも商魂たくましすぎる!
2016.02.21 Sun | 国内探索| 0 track backs,
プラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン  初体験
週末、人生初のスカイツリー訪問を果たした。
今まで遠目で見て楽しむもの、という雰囲気で、
とくに現地に行くモチベーションはなかった。


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けれどひょんなことから プラネタリウム“天空”とやらを見に行くことに。

星座を見るというより、圧巻の映像で臨場感を愉しむ趣向。

私が行った回は、銀河鉄道の旅で、
宮沢賢治の物語を主体に、銀河の旅に誘われるというもの。

子供向けという感じはあり、
1度行けば十分かな、と思う。

それよりも、「銀河鉄道の旅」の主人公たちの名前や
細部をまったく覚えていない自分に愕然とした。

また、宮沢賢治の先見性や、
物語の奥深さにも改めて驚く。

大人が読んでも十分深いところで共鳴しあう内容だ。

いつかゆっくり再読してみようかな、
そんな気にさせたスカイツリー プラネタリウム“天空”なのだった。

ちなみにスケートリンクはなぜか閉鎖中。
天候のせい、だとか。
氷が溶ける気温だったのかどうか。


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レストラン街はなかなかにぎわっていて、
クリスマスとか特別の祝祭日にはさぞかし大混雑なのだろうと思う。

ビールの取り揃えがすごい店発見。
ベルギー並み?

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http://www.planetarium.konicaminolta.jp/tenku/

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2016.02.02 Tue | 国内探索| 0 track backs,
日本全国 絵馬自慢 その1
正月三が日には訪れなかったものの、
先日美術館に行く途中、ふと靖国神社に寄ってみた。

滅多に行かない奥に進むと、全国の絵馬がズラリ。


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猿の図柄が当然圧倒的。
例えば大國魂神社。
中央の猿は近のプレートのような輝きで、なかなか凝っていた。
写真では見えづらいけれど。

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先日アップした大國魂神社の看板絵馬とは図柄を変えていた。
2バージョンあるのかな。

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ざっと見て、一番”手作り風味”が強かったのはこれだろう。


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オーソドックスな猿が多い中、

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猿全く無視の絵馬たちも、よくよく見ればそこそこある。
埼玉県東松山市 箭弓稲荷神社は、野球!バットまでついてる!

なぜ?と不可思議だったのだけど、なるほど、読み仮名が
やきゅう いなりじんじゃ なのだった。


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余り”和”っぽくないものは、たとえばこれ。
百発百中!

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大洗磯前神社は波。

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見ていると、なかなか楽しい。
2016.01.15 Fri | 国内探索| 0 track backs,
日枝神社 / 神のお使いは猿
今年は申年ということで、日枝神社が脚光を浴びている。

こちらには、神のお使いとして夫婦猿が置かれているのだ。

門向かって左手には雄ざる。
向こう側(右手)は雌ざる。


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奥の雌ザルは優しいお顔。

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神殿の前にもお猿さん。
とはいえなにしろお正月。大混雑だ。

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もう片方の写真は撮れず。

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お守り・おみくじ売り場も大混雑。
多分お猿さん効果で例年以上の賑わいだったのだろう。

お守りを買うのに前から5番目でありながら、20分待った。
なかなか複雑な取りあわせのお買い物をした人がいたようだ。


私が買ったのは話題の「まさる守」。
魔が去るということで縁起がいいらしい。

紅白それぞれ一個ずつ。


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1日に増上寺、2日目に日枝神社をまわり、一番驚いたのは日枝神社の石段脇。
隣にエスカレーターが設置されていた。

いつできたものやら。長い間足を踏み入れていなかったのでびっくり。
風情より利便性をとった結果とはいえ、
神社にエスカレーターとは、なんとも違和感。

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2016.01.03 Sun | 国内探索| 0 track backs,
お正月無料の博物館・美術館
1月2日は無料で入館できる美術館がちらほらある。
竹橋の東京国立近代美術館、工芸館、東京江戸博物館などだ。
(いずれも常設展)

今年2年ぶりにお正月の東京江戸博物館を訪れたところ、
外国人の数の多さに圧倒された。

ミニチュア、模型なども多くて、わかりやすく昔の江戸情緒再現に成功している。

英語の表示や解説、芸に関しては通訳まで用意していて
館側の努力あってこその外国人増大なのだ、と納得した。

ただ残念なことに、それゆえにお正月関連の芸を間近で見るのが大変になった。

15時からのからくり人形にはこの人だかり。

ギリギリに到着したせいで、上から見るしかなかった。

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からくりの披露も、この距離では細部は見にくい。


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私の好きなお習字・お絵かきからくり人形も、

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カメラの望遠で、書き上げた文字がうっすら見える程度。
古い松の字で、松竹梅を書くことができる。

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------- ↓ (昨年)

ちなみに2年前のエントリーに入れたとおり、当時は直前でも楽勝でからくりの実演を見ることができた。
こんな間近で。

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あんぱんまんの絵も、はっきり見えたし、

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馬のお絵かき(見事!)も眼前で見た。




--------

僅か2年の違いで、かくも外国人が急増したのは、きっとネットかガイドブックの影響、あるいは
同館がどこかでしきりにPRした成果なのだろうか。

人気が出るのは好ましいこと。
無料のお正月にきて味を占めて、再訪していただければ
博物館的にも嬉しいことだろう。

多少見づらくなったのは仕方ない。
外国からきた人たちの中には、単になでるように見るだけでなく、しっかり英語の解説を読んでいる人も結構いて、
関係者の方たちも、翻訳などの苦労の甲斐があったのではないだろうか。


オリンピックをひかえ、
今後もカルチャーの交わりは至るところで実感することになるのだろう。


というわけで、近代美術館、工芸館、江戸博物館に加え、
今日は買い物ついでに三越のギャラリーで柿右衛門展を見てきたので、
新年早々美術展覧会はこれで5つとなった。
2016.01.02 Sat | 国内探索| 0 track backs,
五百羅漢が見られる場所へ
◆ 五百羅漢寺 → 五百羅漢の石仏 大円寺 → 増上寺の五百羅漢図展


新年は、都内にある五百羅漢にちなんだ場所を3ヶ所訪れた。

まず最初は、仏師 松雲元慶が制作した五百羅漢像が見られる目黒の五百羅漢寺へ。

普段は有料だけれど、元旦から1週間ほどは無料となる。
像の写真は禁止。
寺へつながる道と山の手通りの分岐点に、松雲羅漢と書かれたこのような像がある。


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お寺入口。
去年もこのお寺を訪れ、かつて災害で羅漢像にダメージが生じたことを知った。
確かに傷んでいるものも散見される。

羅漢様それぞれに名前と教えが書かれているのが特色で、
制作時からきちんと性格を付与されていたことがうかがわれる。

例えば、142.調停藏尊者 「有頂天になってはいけない」といった具合。

お顔は似ているものが多いけれど、中には眉毛や髭がくっきりと彫られていて
鑿がノッているな、と感じさせるものもある。

建物の中では甘酒サービスがあった。

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そこから雅叙園経由、大円寺へ。

そばの行人坂の火事で亡くなった人の供養でつくられた五百羅漢の石仏がある。
こちらは羅漢様、というより普通の小ぶりの石仏群風。

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続いて増上寺へ。
増上寺宝物展示室では、狩野一信の五百羅漢図展が開催中。

前期は既に訪れたが、後期が始まっていた。
江戸東京博物館で見たときは100幅一気公開で疲れたけれど、
今回は前・後期20幅ずつの展示となり、じっくり見られる。


片側には神通力の数々が描かれ、得意げな羅漢の表情が豊か。

対面にある10幅のうち、
第49幅 十二頭陀 ちょう間樹下は、お墓での瞑想シーン。
第50幅の十二頭陀 露地常坐は、薄暗く怪しげな密林における瞑想シーン。

2幅とも色合いが独特で、ミステリアス。
ノスタルジーな感じで国籍不明の様相だ。


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境内にある徳川霊廟との共通券を購入し、羅漢図のあとは
霊廟へ。
ボランティアガイドツアーが秀逸だった。

家康公霊廟は日光に埋葬されており、こちらに葬られているのは:

二代秀忠、
二代秀忠夫人崇源院(お江)
六代家宣、七代家継、
九代家重、十二代家慶、
十四代家茂
十四代家茂夫人静寛院(和宮)

及び、その他30人弱が合祀塔に埋葬されている。


合祀塔に葬られた十三将軍家定の最初の妻は、埋葬時髪の毛がくしゃくしゃだった、という記録がある。
それは彼女が病弱で、長い間病床にあったことを物語る、などという説明があった。
家定の3人目の妻は篤姫で、上野の寛永寺に葬られている。


こちらは二代秀忠、及び二代秀忠夫人崇源院(お江)のお墓。

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和宮のお墓は青銅で豪華。
皇族につながっているため、御紋も三つ葉葵でなく、皇室の菊の御紋だ。

夫の十四代家茂は戦地で亡くなり、
夫がお土産として約束し購入していた西陣織の着物は、遺体とともに和宮のもとに届いたという。


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霊廟門。両端には上り龍と下り龍の浮彫。

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帰りは浜松町へ。
ホームの小便小僧は、猿と門松を従え、装いも新年だ。

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なお、上述の雅叙園も例年通りすっかりお正月気分だった。

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2016.01.01 Fri | 国内探索| 0 track backs,
目黒川みんなのイルミネーション2015
冬のイルミネーション。
目黒川青の洞窟は1年限りで終わってしまったけれど、
五反田かいわいの目黒川みんなのイルミネーションは今年も健在。


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山手線からも見えるし、
わざわざ見に行くほどの事ではないけれど、
飲み会などで近くによる際があったらちょっと足を延ばすのがお勧め。


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春、咲き誇る桜でにぎわった目黒川が、
今度は電飾の花々で彩られている。

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2015.12.17 Thu | 国内探索| 0 track backs,
旧前田家本邸 和館公開が再開
 お散歩の穴場: 駒場公園内の前田家邸宅 (入場無料)


駒場公園の片隅に位置する旧前田家本邸。

サイトを見ると、「旧加賀藩主で前田家第16代当主の利為(としなり)が自邸として建てました」、とある。
昭和初期の建造物だ。

この秋に和館が再オープンとなり、洋館・和館の見学が可能となった。
紅葉を見がてら出かけてきた。

初秋に行った時は、まだ工事の柵で囲われていたのだけれど、
色づいた木々を背景に、和館が姿を現した。

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窓ガラス越しの紅葉。

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広々した和室。
欄間の透かし彫りが見事。

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板絵が歴史を物語る。
ただ、ふすまの方はすべて取り換えられた真っ白なもの。
当時は凝ったふすま紙を使用していたのだろうか。

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縁側から庭を眺める。

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裏側から見た和館の景色。

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ついでに洋館も再度見学。
庭園美術館の旧旧朝香宮邸に似たような曲線状の窓。

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旧朝香宮邸の方は、フランスのアンリ・ラパンの設計をもとに、宮内省内匠寮が請け負い、
朝香宮妃の意向もずいぶん反映されて、細部に凝っていた。

こちらは、東京帝国大学教授・塚本靖氏が設計監督を務めたという。

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シャンデリアへのこだわりに、旧朝香宮邸との共通性を再び感じる。

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紅葉もいいあんばい。
ちょっとした週末散歩に最適の場所だ。

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サイト:
http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/maedatei/history.html
2015.12.12 Sat | 国内探索| 0 track backs,
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