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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ボーヌのオテルデュー (フランス・ブルゴーニュ地方)
フランス回想)
2007年、ツール・ド・フランスがブルゴーニュ地方を訪れた際、宿をボーヌにとり、オテルデューを訪問した。

この場所は11月に行われる「栄光の三日間(Les Trois Glorieuses)」と呼ばれる催しで行われる、ワインの競りが有名、などと聞いたことがあり、訪問するのはこれで2度目。

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Hôtel-Dieuオテルデュー というのは神様の宿という意味なので、初訪問の際、ホテルとして使われていた建物を公開しているのかと思ったら、元病院=救済院なのだった。

ホスピタル(Hospital) とかホスピス(Hospice)の語源は 「host, hostess」といった意味をもつラテン語のhospes。

もてなしを表すホスピタリティ(Hospitality)も同様に、hospes=「host, hostess」という言葉から派生している。

つまり、病院=Hospitalもホテル=Hotelも、根底にHostとかHospitality (もてなし)というニュアンスを背負っており、もてなしする場所がホテルで、救済する場所がホスピタルという現在の意味の区分が成立する前の過渡期には、ホテルという言葉が救済院として使われていたとしてもおかしくない。

ちなみに、ホスピタリティの語源となったホストはラテン語のhostis=敵、からきているというのだから、ここまでくると、よくわからない。なぜ敵が迎える主人という意味に変化したのか。

唯一明確なことは、このhostisというラテン語は、Hostility=敵対心という言葉として、今も脈々と息づいている。


ところで、このオテルデューの起源は15世紀半ばにさかのぼる。
案内板にあるように、法王とブルゴーニュ公の支援のもと設立に至った。


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中に入るとすぐ、礼拝堂になっている。
病む者の心を限りなく癒したに違いない。

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ベッドは壁に沿ってずらりと並んでいる。
パイプむきだしの素っ気ないベッドを想像していたら、軽く裏切られた。

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医療用の器具の展示もあり、注射針・注入器とおぼしき道具がケースに並ぶ。

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こちらは薬瓶。
整然と戸棚にしまわれていた。

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こちらは病人、スタッフの食事をまかなっていた台所。
人形を用いて、当時の様子を再現。

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壁にかかるキリストの絵は、キリストがおこした奇跡の数々を伝えていた。
キリストのお陰で病が治癒した、といった伝説を表したもの。
病人にとって希望は薬に違いない。

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当時の様子がしのばれる。

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P1100692観戦の合間に観光

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2度目の訪問とはいえ、毎回見ごたえを感じる。

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2009.11.21 Sat | Travel-France| 0 track backs,
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