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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
須賀敦子さんをフィーチャーしたETV特集を見て
須賀敦子さんを特集した先日の番組を見て、下記の感想が届いた。

私自身は、それまで読んだ新潮社などの特集号で様々な人たちが作品や人物像を語る記事を読んでいたので、今回の番組自体は、同じ路線で、それほど新しい内容とは思わなかったけれど、須賀さんが語る生映像に感激した。声が高音で可愛らしい。

ものを投げられたという青柳祐美子さんのコメントなどもあり、どちらかというと、生身の人間としての須賀さんが新鮮だった。


ETV特集ご覧になりましたか?
色々なコメントの中でピンと来たのは福岡伸一さんの、

「須賀さんの文章は、情景と情念を表わす論理が幾何学的なバランスを持っている」という意見。

なるほどと思いました。

僕は、須賀さんの、建築物の外観や絵画の構図などを表わす文章を読むたびに、まるで理系のヒトの書く文章の様だといつも思っていたし、
自分の心や精神の様なかたちの無い物を表わす文章も、抽象的な表現なのにずいぶん輪郭がはっきりとした文章だなと感じていて、

それは、須賀さんが言葉を選ぶ過程での思考の深さが、文章に明快さというかたちでにじみ出ているんだと理解していたのですが、
福岡さんの「幾何学的バランス」という表現には、正にその通り、と思いました。


それにしても、あの少ない作品数/短い活動期間の須賀さんがこれだけ何度も語られ続けるのには驚きます。

(Sさん)




最初に須賀さんを紹介してくれた友人からは、番組をとおして彼女の生きる姿勢を見た気がした、というような感想も。
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2009.10.23 Fri | Society| 0 track backs,
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