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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
アクイレイア、第二のローマへ
イタリア絵画を少し勉強しておこうと旅の前に読んだ美術書に、アクイレイアを絶賛しているものがあった。バジリカのモザイクの美しさが類い稀である、と。

それでわざわざ迂回してアクイレイアまで足を延ばしたのだけど、バジリカ以外にも、この地には遺跡群があり、ユネスコ登録されているのを知った。

そして、念願のアクイレイア見学を終え、移動した先のチェルヴィニャーノで例のおじさんたちとバールで一杯やっていたときのこと。

「アクイレイアに行ってきたんです」と言ったら、みんな口々に、「あそこは古い都なんだ」と褒め称え、ひとりが、「あそこは第三のローマだ」と言いだした。すると、相棒の方が、「いいや違う第二のローマだ」と反論。しばし意見が分裂したものの、最終的に「第二のローマ」に落ち着いた。

だがしかし、第二のローマの割に、雲泥の差だ。規模や華やかさすべてにおいて比べることすらローマに申し訳ないぐらいヒケを取っている。
でもおじさんたちに言わせれば、「掘り起こせば遺跡だらけだけど、キリがないしお金もない」(本当はもっとすごいのだ。。。云々)

そのユネスコの遺跡群(河港跡)の写真はこのとおり。ローマと比べると、街全体、大人と赤子以上の違いがあり、スケールで遥かに劣るとはいいつつも、一世紀頃に造られた古代都市が、忽然と現れる様は、なんとも不思議。しかも余りにさりげないというか、ぞんざいにも近い形で目の前に姿を見せるのだから参っちゃう。

この国では、古代がいたるところに散らばっていて、身近すぎて、2000年とかいう時間の隔たりの捉え方が、日本人のそれとは違うのではないだろうか。

いにしえがすごく身近、というか。三代前の肉親を語るような気軽さ、といったら大げさかもしれないけれど。

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まるで忘れ物?というような素っ気なさ。

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やっぱり無造作。

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一応一定間隔で、説明書きは置かれている。

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河港に沿ってのそのそ歩いている最中、人影はゼロ。しかし、一番奥まで行ったあたりで逆側の入り口から入ってきたらしいグループが出現。観光バスかなにかで来たのだろうか。私はバジリカ側からアクセスしたけど、本来は団体が通ってきた側が正面玄関(というほど大げさじゃないが)だったみたい。

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正面玄関からの眺め。

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WIKIから

アクイレイアは紀元前181年に出来た古代ローマの植民都市を起源とし、紀元前89年には「ムニキピウム(municipium)」となった。皇帝アウグストゥスの治世(前27年~前14年)には本国第10州「ヴェネティア・エト・ヒストリア(Venetia et Histria)」の首都とされた。 アクイレイアは人口20万人に達し帝国で4番目の都市となった。1世紀を通じて文化と経済は大きく発展し「第二のローマ」とまで呼ばれる様になった。


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2009.06.26 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
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