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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
偶然って恐ろしい 3連発 - 美術館ネタで
1) 飛行機の中で出会ったのは、これから訪れるはずのイタリア絵画の解説記事だった

今回、パリ行きの飛行機はアップグレードでビジネスクラスだった。(因果応報、帰りはエコノミー、それも前代未聞の最悪な状態だったけど。)
でも貧乏性なもので、エコノミー入り口通路に置いてある新聞を取って機内に乗り込んだ。
ビジネスなら、キャビンアテンダントの人が配ってくれるというのに。

で、いつも大体朝日新聞を獲るのだけど、ほんの気まぐれで日経をつかんだ。
開いて思わず釘づけになった記事がある。イタリアの画家ジョットの「ユダの接吻」の絵の解説コラム。

「わたし、これからパドヴァに行って、この絵に遭いに行って来るというのに・・・」

P1580708.jpg

西岡文彦氏が、まるで私のために絵を解説してくれたみたい。ありがたくその記事を持ち帰ることにした。

その数日後、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂でこの絵とご対面。
イエスの表情には静けさがあるけれど、なんとなくニュートラル。
ほのかな違和感を覚えるのは、絶体絶命の状況に不似合いなこの透明な表情のせいかな。

コラムの筆者はこれを、こんなふうに評している。「イエスの(裏切り者に対する)愛と赦しの深淵と孤高を冷酷なまでに描き出す」

”ニュートラル”なんていう言葉しか出てこなかった私。感性もボキャブラリーも貧しいなぁ。


2)日本でティツィアーノと出会う

ヴェネツィアといえば、地元の画家ティツィアーノの絵にたくさん出会える。今回も教会でいくつか見てきた。

帰国して出かけた六本木の国立新美術館「ルーブル展」。
ここでもまた、釘づけになる。

まさか六本木でティツィアーノに会うとは・・
『聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス』という絵だ。(写真は購入したクリアフォルダー)

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これも主題はいわゆる「聖会話」。先日ベッリーニの絵のエントリーで紹介したあれだ。

あの絵は常套的な構図だったけれど、こちらは斬新。絵の脇の解説にこう書いてある:

「聖母子の周りに聖人たちが集う「聖会話」はキリスト教美術の伝統的な主題で、とりわけルネサンス期に盛んに描かれました。聖母子を中心にして左右対称に聖人を配する構図が一般的でしたが、ティツアーノは聖母子を左端に配し、その右に聖人たちを並べるという斬新な構図をとっています。」
asahi.com

ヴェネチアの余韻が続いている。


3) ここまで偶然が続くと怖い

偶然って恐ろしい。。。

先日、このDiaryを読んでくれている人から「四国の大塚国際美術館と倉敷の大原美術館に行くのが夢です」というメールをもらった。3日後、日仏時代の友人からメールがあり、「四国の大塚美術館と倉敷の大原美術館に行ってきました」と連絡が入った。

できずぎた偶然。

しかもそれだけじゃない。
この大塚国際美術館には、スクロヴェーニ礼拝堂をそのまま再現した一室があることがわかった。
パドヴァでは、この礼拝堂を見物したものの、制限時間15分。(保護のため。)細部をちゃんとすべて勉強してから行ったわけじゃないので、また行きたいと思ってた。

ならば大塚国際美術館へGo!だ。
はて、いつ行こう??
(で、友人が美術館のパンフレットをくれた)

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2009.05.31 Sun | Travel-Italy| 0 track backs,
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