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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
冬の日の午後
空が澄み渡って、なんとも美しい1日だった。
丸ビルでランチをして、そのあとスタバでお茶をした。
ツーレはキャラメルマキアート、私は最近ハマりまくっているダークチェリーモカ。
でも突如すくっと立ち上がって、飲みかけのコーヒーを片手に外に出た。
「いけない、こんな爽やかな日に、屋内でまったりしてちゃだめだ」とばかりに。

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鳥たちも羽を休める冬の日の午後
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皇居の周りを走っているローディたちを見ていて、ふと、「Aさんもここを走っていたんだよな」と思ったら、また涙が出てきた。
お通夜では、「自転車仲間専用ノート」があって、みんながいろいろ書き記した。
棺のそばにはジャージがいくつも置かれていて、いとおしいばかりに磨かれた自転車はピカピカで。
Aさん、本当に自転車が好きだったんだなぁと実感した。

突然彼を襲った発作。苦しんでいたそのとき、彼は携帯メールで仲間にメッセージを打とうとした。
死を悟ったらしく、「感謝」というタイトルで、10年間、自転車を通じて知り合った仲間のみんなに出会えたことを感謝する内容を打ちかけていた。
でも途中で力尽きた。送信ボタンを押すことなく逝ってしまって。
ご遺族がそれを見つけて、我々に送ってくれた。
今携帯の受信Boxを見ても、これまでAさんからのメールが一番多い。

仲間の中には、なくなる2日前の練習会に出られなくて後悔している人もいる。
自分自身、Aさんともっと自転車以外の共通の趣味の話をすればよかった。
彼はメールで時折その話を振ってくれたんだけど。

そんな中、今日ふと浮かんだ台詞。
"Love means not having to say you're sorry."
「愛とは決して後悔しないこと」

エリック・シーガルの「Love Story」の最後の部分。
最愛の人をなくした彼のもとに、断絶していた父が駆けつけてくれた。
そして彼は上記の言葉をかみしめるように言う。
最後はこの一文で終わる。

And then I did what I had never done in his presence, much less in his arms. I cried.
そして父の面前では一度もしたことのなかったことをした。まして父の腕の中でなど。僕は泣いたのだ。


"Love means not having to say you're sorry."のLoveの対象者は恋人だけじゃなく、なくなった友人でもいいような気がする。
あのときもっと、Aさんにああしてあげればよかった、とか思うのは間違いで、彼は暖かくて広い心ですべてを受容してくれ、そうして旅立っていったんじゃないかな。


そうそう、「Love Story」は裏のあとがきが好き。

What can you say about a
twenty-five-year-old girl who died?
That she was beautiful. And brilliant.
That she loved Mozart and Bach.
And the Beatles.
And me.

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2008.11.30 Sun | 国内探索| 0 track backs,
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