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「かがみの孤城」読後感 ネタバレなし
先日、「図書の準備ができました」とメールで連絡がきた。

はて?と思ってタイトルを見ると、去年6月に予約した辻村深月さんの「かがみの孤城」につき、
10カ月の時を経て貸出準備ができたという。


日経新聞の推薦図書に入っていると、何気なく図書館に予約を入れることがある。
あまりタイトルを気に留めることもなく書評を信頼して気軽にぽちっと押した、
そんな予約図書のひとつだった。

よく見れば、今や予約数は600件以上。
ああ、10カ月待ったとはいえ、去年のうちに予約しておいてよかった。

つい先日、同書は本屋の店員さんたちが選ぶ本屋大賞に選ばれたのだ。

それまでも話題の本だったようだけど、
受賞で知名度がぐんと上がったのは間違いない。


さて、中学生こころの不登校にまつわる話を中心に進むこの物語、
鏡の向こうの世界で中学生たちとの交流が展開し、
最初は若年層向けファンタジーかなとも思った。

まさかラスト数十ページであれほど泣くとは予想外。

ストーリーの最後の締め方は、ある意味まったく予想外ではなかったし、
途中語られる細部に隠されたヒントにある程度は気づいていたので、
構造的な観点についてはうすうすわかっていた。

でもそれに気づいたとしても、圧巻のサプライズが待ち受けている。
特に付随的な2つの話が、思わぬ展開で、
これぞ創作、と思わせる。


虚構でありつつ真実を強く感じさせる、やさしさに包まれるファンタジー。


それにしても流した涙はなんだったのだろうか?

友人がいることの温かさ・・・だろうか。
それとも、不意打ちをくらったショック!なのか?
はたまた物語性の豊かさに圧倒された結果、だったのだろうか?


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2018.04.16 Mon | Private| 0 track backs,
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