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ボヴァリー夫人 抄訳を読んだら山場が全部カットだった、、というオチ(苦笑)
フローベールの「ボヴァリー夫人」の抄訳を読んだ。
プルーストの文章との対比の材料として。

抄訳ってあらすじ的に書いているのかな?などと最初思ったのだけど、
そうではなく、後半の山場がバッサリ斬り落とされていて、
冒頭から中盤とエンディング直前以降だけがちゃんと訳され、
後半は10章程度が数行のみのあらすじ説明で終わっていた。


で、その切り落とされた部分というのが
ボヴァリー夫人が浮気をする場面。

結局浮気をするに至る経緯が丁寧に全訳され、
いざ浮気するぞ、という場面は
すべてカットというわけだ。

ある意味、この後半部分って小説の核となる部分じゃないのか?
と唖然。
まあ、抄訳を選ぶ自分が悪いんだけど。


でも、長編で読みたいと思う作品でもなかった。
さっと読める抄訳で十分という気もする。

フローベールの「サランボー」、「感情教育」も読まないといけないので、
(自分に課しているだけだけど)
短い抄訳をサクサク読んでプルーストとの対比を考えなければ。

そのうえで、もう一度ちゃんと読んでみたくなったら、
原文でじっくり読めばいい。
でも、原文はプルーストだけでアップアップで、その気にはならないだろう。


そう割り切ってはみるものの、
やっぱり浮気場面のない「ボヴァリー夫人」、味気ない!



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2017.12.28 Thu | Books| 0 track backs,
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