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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
非公開のステンドグラスを旧古河庭園で見た
ひとつ素敵なトリビアがある。

それは、ここ。
日本庭園そばにある小屋だ。
実はこれ、かつて書庫として使われていて今では閉鎖され
立ち入り禁止になっている。

けれどたまに特別公開されることがあり、
一度だけ書庫内部をカバーするツアーに参加してきた。


建物自体は地味だし、中も丁度品は相当傷んでいる。
書棚の名残はあるけれど、中は空っぽ。

室内は展示を想定してはおらず、あるがままの状態だ。
だけどーーー


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頭上に5カ所、立派な孔雀のステンドグラスがはめられているのだ。
作者は不詳らしいが、一流作家の手によるもの。

5種類あって、円形内のクジャクの意匠はすべて異なっている。


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孔雀のモチーフが選ばれたのは富や名声の象徴といった説もあるけれど、
入り口の上にもあることから、魔除けの可能性もあるという。

孔雀=魔除け、その理由は?というと
孔雀はなんでもゲテモノ食いなのだとか!


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この羽を広げた姿は華やかそのもの。
花が咲いているかのよう。
ブルーの色味も光と混ざり合っていいあんばい。


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細かい工夫も施され、よく見ると孔雀の羽の「目」の部分は、
乱反射する種類の違うガラスが使用されている。

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アップにするとこのとおり!

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鳩山会館の立派なステンドグラスは第一人者・小川三知氏作だった。

こちれは、はっきりした作者は不明ながら、宇野澤辰雄氏の系列だろう、
とのこと。
いずれにせよ、確かな腕前の作家さんの作品だ。 

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室内家具は作り付けのものもあり、
燕子花をデザインした模様が地こちに見られた。
例えばドアの上部。


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アップでも見にくいいえれど、
燕子花類の単純模様ではないかとのこと。

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何気なくこちらにも。

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こちらは見返り美人よろしく、体をひねった燕子花。
見逃してしまいそうな上部に何気なく置かれたこうした意匠デザイン。
なんとも奥ゆかしい。

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旧古河庭園の洋館は言わずと知れたジョサイア・コンドル作だけど、
こちらの書庫は、葛西萬司氏の設計によるもの。

葛西氏は、東京駅を作った辰野金吾設計事務所の共同設立者だ。

 

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2017.11.22 Wed | Private| 0 track backs,
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