日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
夜の図書館で受けた衝撃
夜10時近くまで開いている近所の図書館。
9時台ともなると、昼間はぎっしり埋まるわちょっとくたびれかけた席もガラガラで
カウンターのスタッフの人たちも、持ち場を離れたりしていて、
図書館の活動時間はほぼ終わり、、的な侘しい空気で満たされている。
そんな眠りにつく前の図書館の雰囲気、まんざら嫌いではない。


昨夜、予約していた本が来たというので借りようとして
ふと脇を見ると、「印象派・・・」「絵画の・・」
といった芸術関連の本がずらり並んだ棚があった。

良く見れば、「芸術の秋に向けて」という貼り紙。
絵画・彫刻関係の本をまとめてカウンターそばに移動して
親しんでもらおうという試みらしい。


ちょっと心惹かれて「ドラクロワ」という一冊を手に取った。
写実主義の画家ドラクロワの伝記本なのか、あるいは芸術論なのか?

ページを開くと、イケイケ風のお姉ちゃんの写真。
「ホステスをしていました」・・・?????

最初から最後までざざざっとめくったけど、
今風の日本の若者の話や写真で埋め尽くされ、
19世紀を生きた「民衆を導く自由の女神」の絵で知られるあのウジェーヌ・ドラクロワとは
縁もゆかりもない話ばかり。

解説を読むと、「ドラマチックな苦労」をした人たちのお話なのだとか。
それでドラクロワ・・・(でも”ドラクロウ”ではない)。

結局・・・画家の名前のついたタイトルだけを見て勘違いをして
安易に芸術コーナーに並べただけのことらしい。

図書館の人、ちょっとでいいから中身を確認してから作業しませんか?

物音もなく、空調も切れたのか寒気漂う夜の図書館。
豊かな知識の宝庫であるはずの場所で、ひとり物悲しい気分になった。


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2017.10.28 Sat | Books| 0 track backs,
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