日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
イブは肋骨、釈迦は右脇から生まれた話
アダムとイブのイブは、アダムの肋骨から生まれた。

その様子を描いた絵画はこれまで見た記憶がないのだけど、
(アダムとイブの楽園追放は絵画のテーマとしてマザッチョをはじめ
名だたる画家たちが描いてきた)
浮彫では見たことがある。

以前「モデナのドォーモ正面に彫られたアダムとイブ」の記事に書いたとおり。

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この登場人物のプリミティブっぷりや
イブの原始人的アンニュイの表情がもうたまらない。

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一方釈迦は摩耶夫人の右脇から生まれたとされている。
東京国立博物館の常設展(東洋館)には、その様子を浮き彫りにした
作品が展示されている。

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おそらく2-3世紀頃に作られたものとされ、
上記の中世のアダムとイブよりも古いはずなのだけど、
こちらの方が精巧な出来栄えだ。

パキスタンあたりから出土されたものなのだけど、
表情も衣服表現も繊細だ。
肋骨から生まれる、などという難しい情景を
絶妙に表している。

IMG_1187.jpg 


東京国立博物館の法隆寺館の方にも脇から生まれる釈迦の像がある。

このモチーフ、なかなかお茶目なので好きなのだけど、
これまで目にした造形表現はその2つのみにとどまっている。
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2017.10.26 Thu | Art| 0 track backs,
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