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挫折率の高い本
【超長い】読み切れない長編小説 名著15作(海外・日本国内)
というサイトを見つけた。

トップバッターはプルーストの「失われた時を求めて」。

「世界最長の小説。960万9000文字。ギネス認定。」とある。

長さもさることながら、この本のは特殊な語彙も多く、シェークスピアと並んで多彩、
というのは聞いたことがある。
フランス語は英語よりも語彙が全体として少ないので
(外来語の少なさも関係しているのかな?)
それを差し引くと、プルーストの語彙の豊富さはピカ一とフランス人が言っていた。


あとの読み切れない本14冊は、戦争と平和、カラマーゾフ・・、ユリシーズ、チボー家・・、
源氏物語、神曲などなど。

でも、「レ・ミゼラブル」や「ドン・キホーテ」にはやや違和感がある。
普通に読めた記憶があるので。

さらに埴谷雄高の「死霊」という作品が入っていたのだけど、
これは長さより読みにくさで仲間入りした印象だ。


学生時代、「失われた時を求めて」は、生涯手に取ることはあるまい
と漠然と思っていた。

フランス語は習ったこともなかったし、
ただ小難しいというウワサで遠ざけていた。

まさか原文で読む気になろうとは、自分でも驚きだ。

今やっと3巻目に突入した。
この作品は、伏線だらけなので、
後になって、ああ あそこと呼応するのか、という発見がついてまわる。

それゆえに過去の部分を読み返したりしているので、歩みは鈍い。


ここにきて、事実描写の部分は、読む際に加速度がついてきた気がするものの
哲学的・思索的な部分は相変わらず難しい。
単語の意味がすべてわかっていても意味が取れないことが多々ある。

時代と国の違いもあり、思考回路が別物なので、
ついていけない。

ただ、大雑把にこういう系統の思索なのだろうな、
といった方向性がつかめれば、まあそれでいいかと思っている。

同じ社交界に足を踏み入れて、同じ世紀末を生きてみないと、
結局のところ全面的に同調することは難しいのでは
と思えるから。


とにかくペーパーバックで全7巻すべて買ってしまった。
読むしかない。
”読み切れない長編小説”とされているものを克服するぞ、と気持ちだけは前向き。

今のところの感触としては、
言葉の美しさ、繰り返されるライトモチーフ、
工夫がこらされた言い回しなどの発見を楽しいと思える限り、
読了できるのでは、などと思っている。


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2017.09.25 Mon | Books| 0 track backs,
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