日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
壇蜜さんの宮城県PR動画の是非
世間で騒がれているくだんの動画を見た。
壇蜜さんが出ている宮城県PR動画だ。


センシュアルで不適切、という批判が出ていると聞き、
どんなものかと思ったけど、気が抜けた。

これだけのことでてんやわんやになっているのかぁ。


多分、現代アートに親しんでいる人たちなら、
これ程度のことを問題視することもないだろう。

アートの表現方法はずいぶん多様化している。

20世紀初頭、かのマルセル・デュシャンは”レディメード”と呼ばれる
一連の作品群を発表。
既製品のトイレをアートと称して恭しく展示して世間の度肝を抜いたものの、
それでブーイングがおこったどころか、彼は美術界の寵児になった。

モナリザにヒゲを入れて発表したのもデュシャンだ。


今回のCMを批判している人たちは、
1世紀前にデュシャンがやりのけたことを見たら
”冒涜”と言って腰を抜かしたことだろう。

1世紀前のフランス人の方が鷹揚だったということだろうか?


現代アートは、その後どんどん分化して、
もういまや なんでもありになっている。


公的な美術館ですら開放的。
”丸出し”の人物の達の肖像写真展
(注意書きの上、そのコーナーは隔絶するなど配慮はしたらしいが)や、
春画のみの展覧会も昨今開催されている。


表現の世界は自由になっている。


・・・とはいえ、こういうCMに文句を言う人がいることは想像できる。

実際上述の”丸出し”写真展には鑑賞者からクレームが来たそうだ。

あちこちに、注意書きを貼って、不快に思う方は見ないように
といった配慮がなされていたにもかかわらず。

さらに事前に市長さんの許可まで得ていたにもかかわらず。

常日頃 村上隆さんの五百羅漢図や、
会田誠さんの女子高生を描いた作品などに
親しんでいたら、もっと鷹揚になれるはず。



関連記事
2017.07.31 Mon | Private| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill