日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
坂本龍馬展(@雅叙園)を堪能
雅叙園で開催中の坂本龍馬展で熱くなった。

手稿が数々残されていて、
龍馬をびんびん肌で感じた次第。


書面の中にはこんなものも:

大政奉還の可否が決定する日、龍馬は後藤象二郎宛てに
書簡をしたためた。

しかしよほど力が入っていたらしく、
(後藤)「先生」、と書くべきところを
「生生」と書き損じてしまい、その書面は草稿扱いになった。

その草稿がこちら。
確かに「生生」と書かれている。(左下)

龍馬の熱い気持ちが伝わってくる。


IMG_4009.jpg 


改革に燃える龍馬の心意気は、
有名な言葉、「日本を今一度せんたく(洗濯)」する
の言葉にも表されている。


IMG_3972.jpg


近江屋事件での暗殺のシーンは、迫真の影絵で表される。

一旦相手は刀を置いて,龍馬を安心させた、、、
そんな細部まで表されていた。


IMG_4086.jpg 


当時、室内にあった掛け軸には血が飛び散ったといい、
その実物の掛け軸の複製も飾られていた。

黒い小さなシミが下の方に。


IMG_3773.jpg 


そして昭和になってから、その掛け軸が展覧会で展示された際、
龍馬所有の刀も一緒に展示された。
その記録写真が残っている。
この刀のうち、上から3段目の刀は・・・

IMG_3984.jpg 


・・この通り、今回展示されている。
鞘には龍馬の文字も。

IMG_3981.jpg 


暗殺の舞台となった近江屋の部屋には掛け軸のほかに
屏風も置かれていて、そちらにも夥しい血痕がついていたそうだ。
下方、猫の絵のそばには点々と黒いシミ。

左上の富士山の絵は、狩野探幽。
こちらの屏風も忠実な複製。


IMG_3776.jpg 


精巧なマケットもあり、位置関係が明らかに。
最初の掛け軸と、屏風はこういう位置関係で置かれていた。


IMG_3787.jpg 


最後の部屋には、ソフトバンクの旗と海援隊の旗。

ソフトバンクの孫正義氏が坂本龍馬に心酔していたため、
海援隊の旗をもとにしたビジュアルを採用したそうだ。


IMG_4099.jpg 


そのほか、龍馬の子孫が画家になったそうで、
その人の絵の展示も。


手紙の多くが残されていて、筆まめだったと驚いたけれど、
今の我々がメールを打つ感覚を考えれば、
あの程度は普通だったのかもしれない。


自体・文体は奔放な感じで、
姉宛の手紙などは素顔が見えて興味深い。
(姉に、妻のお龍のために帯を与えてやってくれまいか
などと依頼していたり。)

妻については、「おもしろき女」とつづっており、
ご執心ぶりがうかがわれる。
なんだか微笑ましい。

没後、ちょっと気恥ずかしくて人に見られたくない手紙かもしれない。


IMG_3997.jpg 


そのほか、花街に遊びに行った後、
妻におべっかを使う手紙なんかもあって、
とにかく人間臭さがそこらじゅうに漂っていた。

坂本龍馬という人を身近な実在の人物として
感じられる展覧会だった。


坂本龍馬展は今週末まで。


関連記事
2017.06.22 Thu | Private| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill