新宿三丁目にある千住博さんのメトロパブリックアートは
いつもの滝のシリーズ。
涼し気~。
真夏日は避暑に向いていそう(?)
ここで注目は、署名。
滝の作品は数多く見たけど、署名に気が付いたのは今回が初めて。
ペーソスのある素敵な書体。
メトロの壁はうんと近づいてみることができ、
ガラス張りでもないので、ディテールがすごくよく見える。
滝の水しぶきが、きらきら粒になって飛び散っていた。
上から滴り落ちる水は、ぼかしのような手法で
煙のように描かれている。
美術館でオツにすましている絵画とは違い、
手で触ることもできる庶民派のパブリックアート。
新宿三丁目で誰かと待ち合わせるとき、
「千住さんの滝の前でね」
なんていうのはおしゃれだなぁ。
それから明治神宮前の野見山暁治さんの作品のサインは -
ローマ字だった。
美術館でもそうだけど、
亜流と知りながら、署名や落款をチェックするのは
ある意味気分転換で楽しい。
フランスかぶれした画家が、
自分の名前のローマ字に、フランス語特有のトレマをつけていて
(トレマ=ë, ï, ü, ÿ のような上にポチが2つ くっつく文字)
それを発見する喜び、なんていうのもある。
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2017.06.05 Mon | Art|
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