日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
大エルミタージュ展の聖ヒエロニムスと、ローマのカラヴァッジョ比較
森アーツセンターで開催中の大エルミタージュ展に行ってきた。

リベーラの聖ヒエロニムスの絵を見ていて
ある思いが頭から離れなかった。


カラヴァッジョの構図に影響を受けたのでは?と。


P5190058.jpg

「聖ヒエロニムスと天使」 1626年頃 フセペ・デ・リベーラ
エルミタージュ美術館


カラヴァッジョの絵はこちら。

P1160762_20170524231020f9f.jpg

「聖マタイと天使」1602年 ミケランジェロ・メリージ
サン・ルイ・デイ・フランチェージ教会(ローマ旅行にて)


左右の構図は逆だけど、
両方とも、肩ごしに天使を上目遣いに見つめる老人が
描かれている。


影響関係が本当にあったのかどうかはわからない。

でもリベーラが明暗法を追求していたことは明らかで、
となれば、明暗法の第一人者であるカラヴァッジョを
手本にしたとしても不思議ではない。


ただ、老人の皺の深さから伺われる人生の軌跡などは
カラヴァッジョの方が一枚上手、と感じた。


とはいえリベーラの老人のお腹あたりはかなりリアルで
思わず見入った。

そして隣にじっとりと潜むライオンの違和感がすごかった。


P5190060.jpg 


どちらの絵もドラマチックで
いかにもバロック的だ。


大エルミタージュ展ではオールドマスターズの作品がズラリ。

中にはフランスのル・ナン兄弟のようなレアな作家の作品も。
(以前ルーブル展で1枚来ていたけど
日本で見る機会はめったにない。
いわゆる風俗画の画家だ。)


 ====
http://hermitage2017.jp/
展覧会名:大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
会期:2017年3月18日(土)-6月18日(日)
休館日:5月15日(月)
開館時間:午前10時-午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階

関連記事
2017.05.24 Wed | Art| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill