日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
六義園の桜が寂しくなった 10年前と比較
今年、六義園のしだれ桜に感動できな自分がいた。

桜慣れしてしまい、感性が鈍ったか?

・・と思いきや、庭園Twitter(都立庭園 園長の採れたて情報認証済みアカウント)が
しきりにつぶやいていた:
> 上部の花数はいつもより少ないです

やっぱり!
そこで以前の写真と比べてみた。

2006年に行った時のものがこちら:

R0016998.jpg 


そして今年は:
(赤い色が抜けていたので、これでも色彩調整で赤を濃くした。
上は訂正なし。)
P1860085.jpg 


2つの写真では咲き加減がやや違い、
今年はまだ上部の方は開ききっておらず満開とはいえないので
単純比較はできないけれど、
上方の枝のピンとした張り具合が明らかに違う。


そしてこれは六義園だけにとどまらず。
皇居乾門向かいの3本連なるしだれ桜もしかり。


これも10年ほど前のもの。
週末でもこの通りの人で。

余り顧みられることない場所で、ひっそりと咲いているわりに
なんて豪華、と秘密の場所を見つけたかのようにほくそ笑んだものだった。


P1250588.jpg 


ところが数年前から、あれ?なんか違う?
という状況になった。(下の2枚は3年前の満開時期)

P1680296.jpg


同じく3年前:

P1680298.jpg 


そしてこちらは去年。
角度がやや違うけどほぼ同じ場所で撮ったもの:

P1790640.jpg 


つまり、昨年と3年前でも花の減り具合が一目でわかるほどだった。


そして今年。
つぼみがさらに減っていた。

やはり満開の時期に至っていないので
純粋な比較はできないけど、
すでに開花している下方だけを比べても歴然たる違い。

もっと咲いているであろう今頃でも、
きっと最初の写真のこんもりした感じはないはず。

P1860328.jpg 



こうした質の低下とはうらはらに、
訪れる人の数は劇的に増えている。

今年の写真はどれも朝一番なので少ないように見えるけど、
以前の写真は週末のプライムタイムであの状況だった。

今年そんな時間帯に行ったら大変なことになる。


目黒川の騒ぎも今年はどっとクレイジーになった。
一体いつどこに行けば、のどかに麗しい桜が鑑賞できるのか?


こんな時思い出される一首はこれ:


「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 」
在原業平(古今和歌集)


本当に桜がなければ、穏やかな気持ちでいられるものを。

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2017.04.06 Thu | Private| 0 track backs,
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