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ボッティチェリ 東方三博士 に出てくる歴史上の人物たち
去年ウフィツィ美術館に行った時、熟視した絵のひとつがボッティチェリの『東方三博士』だった。


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3度目の訪問だったけど、以前2回は、余りこの絵を気に留めなかった。
パッと見た感じ、群像画で、朽ちた建屋に聖母子画一段高く鎮座し、
特色ある絵だなぁとは思ったけれど、
東方三博士の絵は様々な画家が描いており、麻痺していたせいもある。

なによりヴィーナスの誕生や、プリマヴェーラ、その他聖母子が軒並み展示されている
壮観な部屋で、この絵はどちらかというと地味というか鈍い輝きを放つ感じで、
人々が熱心に食いついていたのは、もっぱら美女画の方だった。


けれど、この絵にはイタリア・ルネッサンスを開花させたフィレンツェのパトロンたちが描かれていると知り
去年の再訪の折りには、ひとりひとり登場人物たちをきちんと目視したいと思ったのだ。

本作品は東京都美術館で開催中のボッティチェリ展で来日しており、
会場内にも人物対照表が出ていた。

まず、自画像として画中に描かれたボッティチェリはこの人。
一番右、我々を凝視している。


左手、髭の人は、Joannis Argiropulos 。
ギリシャ人哲学者のアンギロプロス。


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キリストをいとおしそうに眺めるこちらの老人も人物が特定されている中では特に有名な
コジモ・ディ・メディチ、ことイル・ヴェッキオ( Cosimo il Vecchio )。

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水色の服を着て自分を指さしているのは、発注主のデル・ラーマと思っていたのだが、
イタリアのサイトでは、有力一族ストロッツィ家の Filippo Strozzi  フィリッポ・ストロッツィとなっていた。

ボッティチェリの頭上、帽子頭のプロファイルが見えているのはLorenzo Tornabuoni、
ロレンツォ・トマブオーリ。

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中央のいかめしい横顔は、 Giovanni de 'Medici ジョヴァンニ・ディ・メディチ。

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左の赤がピエロ・ディ・ロレンツォ・ゴットーゾ。
右の白がジュリアーノ・ディ・メディチ。

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左から、ロレンツォ・イル・マニーフィコ、
ポリツィアーノ、ピコ・デッラ・ミランドーラ。

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ぼけたけど、こちらを見ているこの人が Gaspare Lami  ガスパーレ・ラーミという説が採用されていた。

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参照したのはこちらのイタリアサイト。↓

http://freeforumzone.leonardo.it/discussione.aspx?idd=9499263
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2016.02.25 Thu | Art| 0 track backs,
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