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カラヴァッジョの真筆「法悦のマグダラのマリア」、東京で世界初公開 : 注目は「恍惚度」
◆ イタリアの3大恍惚・法悦表情となるか、カラヴァッジョ


==> 実際に見た感想と、この絵のトリビアはこちら


今朝、NHKニュースの見出しの最後の方に出ていた報道に驚く:「カラヴァッジョの真筆 東京で世界初公開へ」

ヨーロッパの収集家が所有していた「法悦のマグダラのマリア」がカラヴァッジョの真筆と証明されたという。
そればかりでなく、本作は3月4日から西洋美術館で開始となるカラヴァッジョ展に出展されるそうだ。

これはたいそう楽しみ。
カラヴァッジョなら、法悦ぶりをたいそう生き生きとえがいてくれるに違いない。


今現在、聖書・聖人・福者がらみの2大法悦(妖艶な)といえばバロックの彫刻家、ベルニーニの2作品ではないだろうか。
それらとの対比において、さて恍惚度はどんなものだろう。


一般的によく知られる恍惚の法悦は、ローマ サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会コルナロ礼拝堂
にある『聖テレジアの法悦』。

P1170415.jpg


雨のように降り注ぐ黄金の光を受けた聖テレジア。
もっとアップにしてみる。

P1340207.jpg


法悦というより恍惚ではないか、と議論を呼ぶほど知られた名作だ。

P1340206.jpg

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でも、私が一押しなのは、
ローマ、トラステヴェレ地区にある サン・フランチェスコ・ア・リーバ教会のベルニーニ作
「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」 だ。


こちらの恍惚の表情(及び仕草)は、聖テレジアを上回る。

* 注意、こちらの サン・フランチェスコ・ア・リーバ教会は堂内写真撮影禁止です。(2014年時点で)
この写真は、僧侶の方に許可を頂いて、開いていた扉の”外”から一眼レフで望遠撮影。
ただ、その僧侶の方とは、その前にこのルドヴィカ像のことであれこれ楽しくおしゃべりさせていただき、
先方も超ご機嫌だったので、緩いイタリアならでは許可がたまたま出た可能性あり。
扉が開いていても、毎回許可されるとは限りませんので注意。(*)



P1330951.jpg


部分を切り取ってみる。

P1330952_20160222100836984.jpg


さらに細部。
望遠なのでここまでくるとかなりボケボケ。コントラストとシャープをマックスにして加工。

これは・・・悶えというしかないほどの表情。

先ほどの聖テレジアは最盛期の作品で、こちらは晩年70歳を過ぎてからのもの
というからびっくりだ。


P1330952a.jpg



なお、このサン・フランチェスコ・ア・リーバ教会は全体的には地味。

前出のサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会の方は写真撮影OKで、
意外に小ぶりながら、堂内全体も麗しいです。


P1340226.jpg


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160222/k10010417391000.html
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2016.02.22 Mon | Art| 0 track backs,
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