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郷さくら美術館 東京 中島千波先生トーク
週末、雪の予報で人出も少なかろうと高をくくっていた郷さくら美術館 での中島千波先生トーク。
大盛況で驚いた。

大御所自らの解説とあり、美術ファンなら雪であろうと関係ないようだった。

館内には色とりどりの花咲き乱れ、
闇に浮かび上がるもの、日中のもの、黄金の光を浴びるもの、、、など
さまざまな桜の表情は、桜の画家と言われるだけに魅惑的。

花びらひとつひとつが描かれて、これはもう体力勝負。
ある種修行のようだとおっしゃっていた。


桜並木を描くのはあまりお好きではないようで、
ひとつの木と対峙して描く方がお好きなのだとか。
だから目黒川の桜並木は、さくら美術館(目黒川そばにある)からの依頼で描いたものの、
自分としては異例のこと、と。

1つのスケッチから幾つかの作品を生み出すことはせず、
1つの最終作のみがクリエートされるそう。

それだけ対象物への思い入れがあるということ。


桜以外にも、椿や菊など正統派の花の絵もあれば、
喜怒哀楽を描いた大胆な人物像もある。

既存のものを打破する努力が滲んでいて、
一定間隔で方向性をさぐっている印象。

話術に長け、笑いを誘う語り口。
気難しい芸術家というイメージではなく。


館内ビデオでは、NHK BSの番組「旅のチカラ」が放映されていた。
中島氏が中国を訪問し、原始の牡丹を追い求め、描く様子が綴られている。

交配を繰り返した人工美より、自然が創造した生きるための機能が前面に出た原始の花の魅力を
氏は力説しておられた。


真紅のその幻の花は、確かに自然のエネルギーに満ち溢れていた。



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2016.01.25 Mon | Art| 0 track backs,
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