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FLOWERS BY NAKED / コレド室町1 <感想>
コレド室町1で現在開催されている「FLOWERS BY NAKED」展は、
夢見心地の世界だった。


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芳香につつまれ、様々な彩りに覆われた空間に足を踏み入れるや、
プルーストの「失われた時を求めて」の世界とシンクロした。

ポップな花たちが咲き乱れ、色が乱舞する中、色と匂いとかたちが混じりあう。
五感がピリピリと刺激され、あらゆる感覚の境界線が曖昧模糊になっていく。
まさに、プルーストが愛した世界。


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こちらは入口入ってすぐ。
ページがめくられ、花が散り、

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風景が目まぐるしく変貌していく。

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とくに注目は、白紙のページから徐々に浮かび上がるスケッチのような部分。
貝殻状の渦巻きに花が置かれる設計図といった様相だ。
フィボナッチ数列と呼ばれる数列をオーム貝として図式化した上に花が配置されていて、
それが会場全体のレイアウトと同期しているようだった。

フィボナッチ数の配列は、生物のかたちに当てはめられることで知られている。
(列の順番から数値を求める式など、数学好きの夫にかつて説明してもらったことがあるけど、つくづく不思議な数列だ。)
倍々ゲームのような格好で一気に広がっていくオーム貝の貝殻の扇状は
この数列と呼応する。

そんな生物界の不思議なかたちに花たちを閉じ込めた。
無限を表すインフィニティの箱の中にモネの睡蓮を咲かせたオランジェリー美術館みたいだ。


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野暮な説明パネルはない。
代わりにこんなお洒落な書物状の指示書がある。

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プロジェクションマッピング形式のエンターテイメントあり、

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FROZEN ROSESと題した氷のように鋭利な妖しさを発散する花畑あり、

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息を吹きかけて綿毛を生み出す能動的な仕掛けあり、

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木の枝に触ると、ドクッ、ドクッという振動が伝わるものもあった。
まるで心臓の鼓動のよう。
写真にはうまく撮れなかったけれど。


舞台裏をお洒落にアレンジしたようなコーナーあり。

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お仕着せでなく、自ら付加価値を付けくわえながら遊べるアーティフィシャルな花園は
素敵な大人の遊園地なのだった。

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以上、ブロガー内覧会にて。

*****

展覧会名 「FLOWERS BY NAKED」 
ディレクション : クリエイティブチームNAKED Inc.代表 村松 亮太郎氏 / クリエイティブカンパニー ネイキッド 
コラボレーション: 草月流第四代家元 勅使河原 茜氏
場所 コレド室町1  日本橋三井ホール 東京都中央区日本橋室町2-2-1  5F (エントランスは4F)
期間 2016年1月8日(金)~2月11日(木・祝)
時間 月~木、日曜…10:00~20:00
金、土、祝前日…10:00~21:00
※入場は、閉場の30分前まで
※最終日2月11日(木・祝)は、10:00~17:00
料金  大人(高校生以上)1.300円/小人900円
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2016.01.10 Sun | Art| 0 track backs,
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