日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
五百羅漢が見られる場所へ
◆ 五百羅漢寺 → 五百羅漢の石仏 大円寺 → 増上寺の五百羅漢図展


新年は、都内にある五百羅漢にちなんだ場所を3ヶ所訪れた。

まず最初は、仏師 松雲元慶が制作した五百羅漢像が見られる目黒の五百羅漢寺へ。

普段は有料だけれど、元旦から1週間ほどは無料となる。
像の写真は禁止。
寺へつながる道と山の手通りの分岐点に、松雲羅漢と書かれたこのような像がある。


IMG_4081.jpg


お寺入口。
去年もこのお寺を訪れ、かつて災害で羅漢像にダメージが生じたことを知った。
確かに傷んでいるものも散見される。

羅漢様それぞれに名前と教えが書かれているのが特色で、
制作時からきちんと性格を付与されていたことがうかがわれる。

例えば、142.調停藏尊者 「有頂天になってはいけない」といった具合。

お顔は似ているものが多いけれど、中には眉毛や髭がくっきりと彫られていて
鑿がノッているな、と感じさせるものもある。

建物の中では甘酒サービスがあった。

IMG_4054_20160101231916d27.jpg


そこから雅叙園経由、大円寺へ。

そばの行人坂の火事で亡くなった人の供養でつくられた五百羅漢の石仏がある。
こちらは羅漢様、というより普通の小ぶりの石仏群風。

IMG_4155.jpg


続いて増上寺へ。
増上寺宝物展示室では、狩野一信の五百羅漢図展が開催中。

前期は既に訪れたが、後期が始まっていた。
江戸東京博物館で見たときは100幅一気公開で疲れたけれど、
今回は前・後期20幅ずつの展示となり、じっくり見られる。


片側には神通力の数々が描かれ、得意げな羅漢の表情が豊か。

対面にある10幅のうち、
第49幅 十二頭陀 ちょう間樹下は、お墓での瞑想シーン。
第50幅の十二頭陀 露地常坐は、薄暗く怪しげな密林における瞑想シーン。

2幅とも色合いが独特で、ミステリアス。
ノスタルジーな感じで国籍不明の様相だ。


IMG_4175.jpg


境内にある徳川霊廟との共通券を購入し、羅漢図のあとは
霊廟へ。
ボランティアガイドツアーが秀逸だった。

家康公霊廟は日光に埋葬されており、こちらに葬られているのは:

二代秀忠、
二代秀忠夫人崇源院(お江)
六代家宣、七代家継、
九代家重、十二代家慶、
十四代家茂
十四代家茂夫人静寛院(和宮)

及び、その他30人弱が合祀塔に埋葬されている。


合祀塔に葬られた十三将軍家定の最初の妻は、埋葬時髪の毛がくしゃくしゃだった、という記録がある。
それは彼女が病弱で、長い間病床にあったことを物語る、などという説明があった。
家定の3人目の妻は篤姫で、上野の寛永寺に葬られている。


こちらは二代秀忠、及び二代秀忠夫人崇源院(お江)のお墓。

IMG_0751 (1)



和宮のお墓は青銅で豪華。
皇族につながっているため、御紋も三つ葉葵でなく、皇室の菊の御紋だ。

夫の十四代家茂は戦地で亡くなり、
夫がお土産として約束し購入していた西陣織の着物は、遺体とともに和宮のもとに届いたという。


IMG_0748 (1)


霊廟門。両端には上り龍と下り龍の浮彫。

IMG_0783.jpg


帰りは浜松町へ。
ホームの小便小僧は、猿と門松を従え、装いも新年だ。

IMG_0803.jpg

IMG_0801.jpg


なお、上述の雅叙園も例年通りすっかりお正月気分だった。

IMG_4114.jpg

IMG_4119.jpg
関連記事
2016.01.01 Fri | 国内探索| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill