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バチカン博物館 / ローマ法王狙撃時の使用車
ニューヨークを訪問中のローマ法王に対するものものしい警戒ぶりが話題になっている。

1981年にサンピエトロ広場で狙撃事件があってからというもの、
法王の使用車は防弾ガラス付きに変更になったが、
バチカン博物館には、変更前、狙撃時に使用されていた車が展示されている。

まったく無防備だ。

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事件を風化させないように、という配慮からか、この車は
バチカン内の馬車博物館に壮麗な数々の馬車とともに置かれている。

防弾ガラス付きの現在の使用車もむろん展示されている。
不格好だけど致し方ない。

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当時の様子を映し出す館内ビデオ:
人々の前に生身でさらされ、いかにも警備は心もとない。

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別の角度のカメラが、法王に向けられた銃口を映し出していた。

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狙撃直後の様子も。

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痛々しい。

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ヨハネ・パウロ2世は一命をとりとめ、1983年、収監中の犯人と接見。
犯人は神の許しを得た。
実際、2000年には教皇により恩赦が下され出所する。

しかし母国トルコで犯した別件の殺人事件が勘案され、
トルコで再度収監。最終的に出所したのは2010年だという。

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狙撃のビデオや、法王の車の展示というのはバチカンならでは。
ここでしか見られないであろうし、ここで見るから意義がある。

しかしいかんせん。訪れる人はほとんどいない。

絵画や彫刻をたっぷり見て、いい加減疲労度がマックスに達している頃
出口に近い場所にあるため、スルーする人が大半なのだ。

というよりも、そもそも馬車博物館にこういうものが展示されているとは想像しない。
馬車の展示ならパスでいいや、という気にもなる。

私も当然疲れていた。
けれど昼頃来て、閉館までまだ少し余裕があったので、変わり種の内容だし、ということで
身体に鞭打ってのぞいてみた。

いやはや、どうしてなかなか、貴重なものを見ることができた。
私としてはお勧めだ。
むろん、バチカンは素晴らしい古代の遺物や名画が目白押しで、プライオリティは正直低いことは間違いないけれど。


いかにこちらの展示が空いているか、というと、こんな感じである。


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そして本日の、くだんのニューヨークパレード:


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2015.09.26 Sat | Travel-Italy| 0 track backs,
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