日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
フランスで見た移民問題
もう20年近く前の事。

南仏ののどかな田舎街。
高台から景色を眺めていたら、優しそうな初老の女性から話しかけられた。

のんびりと世間話をしていたとき、
遠くに子供の姿が見えた。

女性の顔が曇る。
理由を話し始めた。

移民の子供が学校に馴染めず、非行化して治安が乱れていると。
移民に対する憎悪が、優しい女性の口から聞かれたことが
ちょっとショックだった。

この地域で極右の党フラン・ナシオナル支持者が多いわけがわかった。
党首が、民族排他的で過激な発言を繰り返し、それが熱狂的に歓迎されている様子をTVで見たことがある。

街の移民たちはフランス語を話すザグレブ系だった。
言葉の障壁がなくとも、社会・文化に馴染むことのむずかしさ。
精神的にマチュアになるために大事なものを、不安定な立場に置かれた子供に与えてやることのむずかしさ。

入口を開放する、しないの問題の先にあるもの、
受け入れた後の問題は、そこはかとなく大きいなぁ、そう思った。
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2015.09.17 Thu | Society| 0 track backs,
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