日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
近頃のアート・インプレ
8月~9月初旬の文化活動(?)の中で、とくによかったもの(個人で訪れたもの、ブロガー内覧会で訪れたものを除く):

<美術展>
● 三井記念美術館 【蔵王権現と修験の秘宝】展

「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産入り10周年記念講演を去年拝聴し、修験道がなにやらすごそう、、
そう思っていた矢先、展示や館内ビデオにより、改めてその迫力を知った。

修験道の実態をビデオで味わってから様々な蔵王権現を鑑賞するのがお勧め。
ああいう極限ともいえる状況で目にしたとき、蔵王権現はどのように目に映るのか、
疑似体験できる。

それにしても、修験道を行く修行のすさまじさといったら。
断崖絶壁、死と隣り合わせ。ロッククライマーのような体力が必要だ。


● 近代美術館 【No Museum, No Life?―これからの美術館事典 国立美術館コレクション】展

A~Zまでアルファベット順にテーマを決めて展示しつつ、展覧会の裏側を感じられる展覧会。
例えば「Storage=保管」などという項目には、国立系美術館の保管庫のインスタレーションもある。

つまり、鑑賞者という視点だけでなく、美術館側の諸事情も空けて見える。
展示リストを見るだけでも楽しい。

美術館展覧会を主催する側の息遣いが聞こえるようで、目新しい。


● 出光美術館 【日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術】

==> http://tourdefrance.blog62.fc2.com/blog-entry-2874.html



● 三の丸尚蔵館 【絵巻を愉たのしむ―《をくり》絵巻を中心に】 (終了)

とにかく伝岩佐又兵衛の「小栗判官絵巻」が圧巻で、何かのついでに3回も見に行ってしまった。
(巻物は開いている場所が買えられていたりするので。)

小栗判官がダイナミックに生き生きと、巻物の中で飛び跳ねる。
胸のすくような冒険譚。
老婆の姿にされるシーンまでリアル。
壮大な絵巻物。


その他、近代美術館平常展、森美術館、公文書博物館など、戦後70周年を意識した展示がこの夏は多かった印象。
西美のボルドー展は、古代ものがよかったかな。


<ギャラリートーク・講演会>

「日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術」(出光美術館 )ギャラリートーク
「奈良のお水取り」講演会(自治体企画)
「村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界」講演会( 目黒区美術館)
「アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 」ギャラリートーク(東京都庭園美術館)
「 琳派400年記念 琳派と秋の彩り」講演会(山種美術館)
「アール・ヌーヴォーのガラス展」ギャラリートーク(パナソニック汐留ミュージアム)
などがGoodだった。


<映画>
「セバスチャン・サルガド」
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

この2つはよかった。
とくに写真家サルガドのドキュメント。
美しいアフリカが印象的だったけれど、悲惨な部分にまともに向き合ったサルガドの苦悩を知る。
その他新聞で★4つだった2本は、今一だったかな。
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2015.09.09 Wed | Art| 0 track backs,
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