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夢つむぐ人 藤平伸世界 展 @智美術館 <感想>
8月8日より、京都出身の作陶家・藤平伸さん(1922-2013) の展覧会が、智美術館で開催されている。

いわゆる器だけでなく、蓋がなければ一見オブジェといった風情の作品や
彫刻、レリーフ、絵画のような作品から、書や絵本まで、
すそ野は広い。


《雨の日》と題された石版のような作品には、
大きな蝙蝠傘をさす影のような人物が、面白いコントラポストで描かれていた。
(のけぞるようにして、後ろ足に重心がかかっているポーズ。)
斜めの人物の身体に平行して雨が打ち付けているのだろう。
細い無数の線からは、雨の様子だけでなく湿潤な空気まで立ち昇っていた。

なぜかわからないけれど、まるでイタリア映画みたい、そう思った。


絵もたしなんだという藤平さん。
表面に絵模様をあしらった器もあった。

* 以下写真は、ブロガーイベントの折りに、許可を得た上で撮影しています。

写真 4 (14)



ご自身の工房前で撮られたというお帽子をかぶった写真パネルをよく見ると、
入口の壁には、藤平さんの手によるイラスト。

ふわっと軽やかで丸みを帯びた細い線にはペーソスがあって、
どこかジャン・コクトーやマティスを彷彿とさせる。

墨をイメージするような器など、和を感じさせる作品も多々ある一方で、
先のイタリア映画みたい、といった印象をはじめ
西洋の画家の筆致を思い浮かべるものなど、
どこか洋風のテーストを感じさせる作品も多い。

写真 2 (67)


ズラリと並んだ詩情豊かな作品たち。
これは空間芸術でもあるのだなぁ。

写真 3 (44)


個々の作品単体にとどまらず、
それぞれの作品が有機的に作用して、独特の詩情豊かな世界を築いていた。

写真 1 (71)


*****

展覧会名 : 夢つむぐ人 藤平伸世界 展
展示会場: 菊池寛実記念 智美術館
住所: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル
会期: 2015年8月8日(土)~ 12月6日(日)
休館日: 毎週月曜日(ただし9/21、10/12、11/23は開館)、9/24(木)、10/13(火)、11/24(木)
開館時間: 11:00~18:00  ※入館は17:30まで
観覧料: 一般1,000円、大学生800円、小・中・高生500円

リピーター割引その他詳細はhttp://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html
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2015.08.10 Mon | Art| 0 track backs,
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