日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
「離陸」 / 絲山秋子
「春の戴冠」をやって読み終え、この本を手に取った。




あっという間に読み終えた。
前半の丹念につづられたダムの現場の話から
おとぎ話混じりの話に展開したときは少々面食らった。

堅くて生真面目な土木現場の話だけで十分読み応えがあった気がする。
あるは、徹底的に不思議な女性・乃緒のミステリアスさをもう少し掘り下げてほしかった気もする。
連載小説とういことで、その中間を取ったのだろうか。

ただ、観察力・たとえ話はあいかわらず秀逸。

コピー用紙で指を切ったときの、ささいな、それでいて差すような痛み、
といった言葉など、何気ないオフィス風景・日常風景を拾う比喩が
妙な説得力をもち、瑞々しい五感力にハッとさせられる。


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2015.08.05 Wed | Books| 0 track backs,
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