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庭園美術館  アール・デコ展 <感想1>
■ アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS
■ トイレの排水溝や、ラパン、ガレのサインにも注目!
■ 昔の洋館は対面のための建物で、人の生活用ではなかった


庭園美術館のアールデコ展に行ってきた。
こちらの建物には、改装前も含めもう何度も足を運んでいるけれど、
見るたびに発見があり、
これから何回か通いたい。

とにもかくにも世界でも有数のアールデコスタイルの貴重な建築物を見るチャンス。
企画展があると、そちらの方に目が行ってしまうけれど、
今回は邸宅そのものを見せる展覧会だ。


以前、改装直前のセミナーでうかがったお話で、殿下の浴槽兼トイレの排水溝までも
凝っている、とうかがった。
今回チェックしたポイントだ。

平日なら写真撮影OK。平日の日中行けない人も、金曜なら21時まで開館!)

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そして設計主任のアンリ・ラパンや、ガラス装飾担当のラリックのサインを見るにつけ、
フランスの一流建築家、装飾家の存在をまざまざと感じる。
今回は、ラパンの壁画の部屋も公開中。

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新館では、ラリックのコレクション展示も。
入口の華麗なガラス壁面にもサインが。

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昨日、庭園美術館で行われたレクチャーにて。
(重要文化財指定記念 講演会 「朝香宮邸をめぐって-過去・現在・未来」)

洋館建築ブームが始まった明治時代。
ある現象が見られたそうだ。


居間の欠落、という現象だ。

なんでも当時、洋館は体面のための代物で、
実際には別に和室の家を建ててそこで生活するなどしていたという。

つまり、建築家優位性の時代だった。

それが変わるのは、昭和時代。

庭園美術館のおおもととなる旧朝香宮邸などは好例だ。

妃殿下ご自身が、ラジエーターカバーのデザインまで行うなど、
施工依頼者である住み手の要望が色濃く反映されるようになり、
住み手優位の時代になる。


このお屋敷には、たしかに隅々にまできめの細かい配慮がなされている。
ただし、このお屋敷には、客間はあっても居間はない。

当時まだ、廊下のホールや母親の部屋などに集う習慣が
残っていたと思われる。


****

アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/150718-0923_artdeco.html
日程: 2015年7月18日(土)−9月23日(水・祝)
場所: 東京都庭園美術館(本館・新館)
休館日: 第2・第4水曜日 <ただし9月23日(水・祝)は開館>
開館時間:
10:00–18:00
*ただし毎週金曜日は夜間開館のため21:00まで
(入館は閉館の30分前まで。)
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2015.07.26 Sun | Art| 0 track backs,
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