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オンニサンティ教会 / ギルランダイオの 最後の晩餐
5世紀以降に描かれた最後の晩餐の絵を集めたミニ画集をもっている。

その中で惹かれたのが、ギルランダイオが描いた「最後の晩餐」。

ユダを描くのに様々な工夫が施される中、
ギルランダイオは、手前にひとりポツンと取り残すことを考えた。


一度見てみたくて、このほどフィレンツェで、この絵に会ってきた。
(オンニサンティ教会正面門の「2つ隣の入り口」から入る。最近では、喜捨が必要。
週のうち3日間、それも午前中、などと限定的のオープンなので要注意。)


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ユダを選別すべく、苦肉の策と思われる。

この構図はすでに1400年、ロレンツォ・モナコの「最後の晩餐」に登場するので
ギルランダイオ・オリジナルではない。

でも、彼が描くユダ、或いはカスターニョのユダは、横顔だけとはいえ、とりわけ悪そうなムードが漂っていて、
気に入っている。


腹黒そうなこのムード。
はっきりとユダとわかるせいか、よくユダを見分けるために描き込まれた金貨の袋などは持っていない。
みな裸足。

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パッと見た瞬間、キリスト以外の光輪が見えなかった。
けれど近づいてよく見ると、ユダ以外の使徒にも光輪がうっすら描き込まれ、
聖性を表している。


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テーブルの上の食事が一風変わっていた。
フレスコのようなカラフェ。ガラス細工の模様がきれい。
そして果物。
テーブルクロスにも洒落た模様が。

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朝一で、アメリカからの観光客とふたりきり。
静かに、ゆっくりと向き合うことができた。


ちなみに上述の最後の晩餐画集はこちら(表紙)

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ラヴェンナのモザイクも、この本がなければ見落とすところだった。
(かなり上部にあるのでふつうなら目が行き届かないか、最後の晩餐と判別せずに終わってしまう。)

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2015.07.10 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
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