日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
オルヴィエートの宿
ウンブリアの山並みを一望に見渡すテラスが気に入った。
オルヴィエートの宿。

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朝食は、ダイニングでなくここで摂ってもいいようだったが、それほど勧められなかった。

翌日、そのワケがわかった。
深い霧で、小雨が降っているかのような湿りっ気だったのだ。
(上の写真は、前日の夕方。下が朝。)


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こんなじめじめした中で食事はしたくない、そう思った。

霧が遠くから眺めるだけの存在ではなく、生活にじわじわ入り込んでくる
強引な存在であることを初めて知った。

先日書いたように、須賀敦子さんの作品に霧がたびたび登場する理由を肌で感じた。
イタリアでは、気にせずにはいられない、濃厚な実態を伴う存在なのだ。


宿は快適だった。

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一泊だけだったのが残念なぐらい。
でも、石畳の坂が続き、外部に出るのは不便ということもあり、
観光の足場としてここに泊まる人は少ない気がした。

多くのツーリストが、中都市から日帰りで、或いは一泊立ち寄るだけの通りすがりなのではないだろうか。
あるいは、大聖堂が目玉とはいえ、それだけでわざわざ来る気はしない
そんな人も多いだろう。

そんな近寄りがたさが、この町を俗っぽさから守っている。


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2015.07.09 Thu | Travel-Italy| 0 track backs,
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