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アレッツォ / ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会
◆ 入口の浮彫が見逃せない!


アレッツォにある ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会。

見どころは、壮観な列柱だけではない。
実は壁面をつぶさに見ていると、ロマネスクをうかがわせる様々な表情に出会うことができる。

(実は到着したのが夕暮れ時で、すでに中には入れず、初日は外壁のみの鑑賞となったのだった。)


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入口付近に近寄る。
ふと上を見上げると、かわいいロマネスクの浮彫。

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左右合わせて12個。
あ、これは知っている・・・

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パルマの洗礼堂に行った時に見た12か月のアレゴリー(寓意)に違いない。
=> パルマ洗礼堂紀行


あのときは、小さい洗礼堂を1時間以上かけて、受付で貸してもらった詳細解説付きガイドブックを見ながらじっくり見た。

洗礼堂の入場料は、修復費込みで6ユーロ。
ざっと見てすぐに立ち去る気になれなかった、という本音はともかくも
楽しい壁画、小彫刻に溢れていて、知れば知るほど楽しかった。
ショップで解説書も購入してきた。

そして、各月ごとの労働を彫刻に表した
アンテラーミ作の彫刻「12ヶ月」の寓意像を見つけたのだった。
ブドウの刈入れとか、ソーセージ作りとか。


今回のアレッツォのこの作品も、どうやら同じ趣旨の造形表現らしい。
見てすぐわかるのは、こちらの写真右手のブドウの刈入れだ。


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豚を殺すシーンもなかなかリアルで、表情がりりしい。


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頭が2つある男!
ぐるぐる見る角度を変えて確かめた、たしかに2つある。
壺をもって、なにか作業をしているようだが、メインモチーフは2つの頭、といった風情。

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あとはよくわからなかったが、宿に帰って調べたら、
「アレッツォ発見」というサイトに、12か月ごとの寓意が表すものが書かれていた。


また、こうしたアーチ部分の装飾は、アーキトレーブではなく、
アーキヴォールト(archivolt)と呼ぶようだ。
同じ装飾パネルでも、前者は四角形の形状のみで使用すると知った。


ほかにも、こうしたいかにもロマネスクといった素朴な浮彫も。


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翌日内部を訪れた。
目玉の一つピエトロ・ロレンツェッティ作「聖母子と聖人たち」は修復中。
写真展示にとどまった。

もっともロレンツェッティの別の絵を、このあとウフィツィ美術館で見ることができた。
兄弟のアンブロージョの絵(こちらの方が実は好み)とともに。

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2015.07.03 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
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