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印刷博物館 「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ」
一般企業の博物館にしては、かなり力が入っている、そんな印象をもったのが飯田橋の印刷博物館だ。
凸版印刷株式会社が運営している。


今回開催中の企画展「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ」では、
ヴァチカン図書館や国内各所から到着したお宝の数々を見ることができる。


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ヴァチカン、明治大、印博が所有するヘブライ語の聖書、各国語の聖書訳(ラテン語、イタリア語など)のほか、

トマス・アクィナス「神の国」(明治エンゼル財団所有)、
ヘロドトス「歴史」(広島経済大図書館)、
トリエント公会議決定集(ヴァチカン)、
ウェルギリウス詩集の一部(印博)、
ユークリッド「幾何学原論」(慶應義塾図書館)、
その他、ペトラルカ、コロンブスの書、マルコ・ポーロ「東方見聞録」などなど、


浪漫に近い歴史的人物がリアルに思えるすばらしい瞬間だった。

また、明治大学図書館や印刷博物館自体が、かなり貴重な古文書を所有している事実にも驚いた。


変わったところでは、天正少年使節からヴェネチア共和国政府への感謝状
などというものもある。


ボッティチェリが挿絵を描いたダンテの「神曲」も目を引いた。

描かれているのは天国と地獄のうち、地獄図なので、
罪深き人々が渦巻き状に地獄へ吸い込まれるような構図。
いわゆる聖母子を描いたあのボッティチェリの画風ではない。


ダンテとボッティチェリが合体したルネサンスという時代の
芳醇な時が蘇る。


さすが凸版印刷、パンフレットのクオリティが極上。

写真 1 (55)



本博物館は、創立100周年記念事業の一環として、2000年に開館。

企業付属というイメージから週末休館かと思いきや、これが月曜休館で
週末もオープンしている。

「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ書物がひらくルネサンス」展は企画展のため
800円の入場料が必要だけれど、その価値はあった。


常設展には、カレンダーやグリーティングカードの手作りコーナーも。

写真 2 (51)

写真 3 (33)


http://www.printing-museum.org/message/index.html

企画展・フラッシュ版
http://www.printing-museum.org/exhibition/temporary/150425/vc.html


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***
「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ書物がひらくルネサンス」展
場 所 : 印刷博物館
会 期 : 2015年4月25日(土)~2015年7月12日(日)
休館日 : 毎週月曜日(ただし5月4日(月・祝)は開館)、5月7日(木)
開館時間 : 10:00~18:00(入場は17:30まで)
入場料 : 一般800円、学生500円、中高生300円、小学生以下無料
※20名以上の団体は各50円引き
※65歳以上の方は無料
※身体障害者手帳等お持ちの方とその付き添いの方は無料
※5月5日(火・祝)こどもの日は入場無料
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2015.05.26 Tue | Art| 0 track backs,
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