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フェルメーの絵の隠されたエロティシズム
先週末の国立新美術館「ルーブル展」関連の講義では、目から鱗の事実が惜しげもなく披露された。
話者は東北大学大学院教授の尾崎彰宏先生。


まず、フェルメールの”師匠”が、実におどろおどろしい絵画作品(*)を遺していたことが空かされる。
正直、度肝を抜かれた。
(*)人種の問題も含んだ、いわゆる「嬲る(なぶる=男・女・男の文字そのものの絵だった)」図。

となれば、弟子にその一端でもエロティシズムが受け継がれているのは当然ともいえる。

これまでフェルメールの絵に、漕がれる男性の存在をに匂わすアトリビュートの存在などは知っていたけれど、
それよりももっと具体的なエロティシズムをうかがわせる小道具が用意されていたとは、目から鱗だった。


例えば「手紙を読む青衣の女」。

Vermeer.jpg


背後に掛かっている地図を支えるポールが、女性の手元の先に伸び、
その形は、さりげなく男性の象徴となっている。

Vermeer2.jpg


しかもこの隠喩的小道具は他の絵でも使用されていた。

その他具体的な絵画をもとに鋭い分析が続き、
フェルメールの絵のひそやかで思わせぶりな画風の秘密が次々明かされたのだった。
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2015.04.15 Wed | Art| 0 track backs,
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