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大衆性と質 ツイッター時代の危惧
10年前、私は気づいてしまった。
Web上でリアクションが殺到する記事が必ずしも良質とは言えない、と。

これまでロードレース関連の私のサイトで一番反響が大きかったのは、恐らく、
ウルリッヒ(選手)が太ったという記事(証拠写真を参照の上)と、
チームスポンサーになったゲロルシュタイナーのミネラルウオーターが国内で見つかるかどうか
といった内容だったのだ。

当時私はブログは使用していなかったし
ツイッターはない時代だったので、
記事にコメントがある人は、私宛にメールが送信できるようにしていた。

そのうえで、上記2つの件については、怒涛のコメントがきたのを覚えている。

入魂の記事でなく、何気なくインスピレーションで面白いからと入れたものが
多くの反応をもらう、というのは複雑だ。

その時つくづく感じた。

大衆的な話題は、じっくり調べ掘り下げた記事を、反応件数において凌駕すると。
平たい話、俗っぽい話の方がうわべの人気は高い、ということ。
反応の多さと質は、マッチしない(時に反比例すらする)。
だから、反応が大きいからといい気になってはいけないのだ。


その後=いまやブログ、今、ツイッターの時代に入り、以前のようにHP宛にメールを出す手間もなく、
コメントやリアクションは超手軽になった。

なので、もしあの時代にツイッターがあれば、ウルリッヒやゲロルシュタイナーネタへのリツイートは
1000を超えているぐらいの感覚かもしれない。


手軽さゆえに反響の数が飛躍的に高まるこの現象。
少々危機感を感じる。

人々の思考が画一化してしまうのではないかと。
そして反響の多いものが優れたものであるという誤解のもと、
物事がどんどんSimplifyされ、自由な発想が阻害されやしないかと。

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2015.04.06 Mon | Sports| 0 track backs,
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