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「アマゾン」のビジネスモデル By池上彰の経済教室

テレビ東京の番組「池上彰の経済教室」で放映されたアマゾンのビジネスモデルの解説が興味深かった。
さすが、世界を席巻した背景には理由がある。


★本販売というビジネスの狙い

あらゆる商品のネット販売を目指しつつ、まず最初に本に目をつけたのは、
本の販売形態においては入金と取次店への支払いの間に期間のギャップがあり、
キャッシュが常に手元にあるというメリットがあるから。


★画一化によるコスト削減

郵送用の箱は規格を統一し、冊数によってあらゆるサイズをそろえるといったことはせず
煩雑さ、コスト増から解放。


★ロングテール

ベストセラー以外は在庫を置きにくい書店とは異なり、巨大倉庫に様々な本を取りそろえることで、
売れ筋ででない本でも注文に応じることができ、そうした少数販売の本を地道に重ねることで
売り上げを伸ばすビジネスモデルが効いている。
いわゆるロングテールと呼ばれる手法だ。この現象を図式化するとロングテール=長いしっぽのように、
細々売れているものが細く長く伸びることから。


ただし、アマゾンの進出は街の本屋さんをつぶす結果を生んだため、
フランスではアマゾンの配送料無料サービスを法律で禁じたという。
流通構造のいびつ化を避けるための大英断。
日本では無料配送を享受してきた人たちからの非難の声もあがるだろうし
ここまでやる勇気はないだろう。
弱肉強食のまま、自然に任せる流れになるような気がしてならない。


それにしても、アマゾンの臭覚の鋭さに、感じ入った。

企業トップや幹部の講演会などに行くと、目の付け所がやはり凡人とは違う、と痛感させられる。
とある企業オーナーは、価格を引き上げる代わりに、顧客制度を確立し、顧客への末永いフォローアップを叶え、
経営を立て直したという。
価格競争から脱却するための手段として、価格を上げるという逆の発想。
勇気のいる決断だったはず。

凡人の私はそうしたサクセスストーリーにただただ感服するばかりなのだが、
人はそれぞれ臭覚の効く分野が異なるのだと思う。

ビジネスセンスがなくとも、人にはなにかしら、どこかしら
周囲より勘が冴えているポイントがある。

それが大したことのない分野であって、立身出世位に役に立たないことであっても
どこか先を読める分野を自分自身で見つけ、
それを何らかの形で楽しめる・そのご利益を享受できればいいと思う。
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2015.03.21 Sat | Society| 0 track backs,
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