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「JFK-その生涯と遺産」展 @国立公文書館
【小見出し】
◆ 「JFK-その生涯と遺産」展 @国立公文書館、手書きの校正文が生々しかった
◆ すぐそばの国立東京近代美術館で見られる、川合玉堂の「行く春」の中で拮抗する桜と新緑の季節


前回のエントリーの通り、皇居東御苑の梅は終わりかけだけれど、まだ十分見られる感じで、
北桔橋門を出て道を隔てた場所にある国立公文書館では、現在「JFK ー その生涯遺産展」が開催中。

首相官邸のHPには、テープカットをする安倍首相とケネディ米大使の姿。)

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週末行われた「ジョン・F・ケネディ展記念講演会~日米の架け橋としての記録~」では、
JFK-池田総理・船内キャビン密室会談の様子も伝えられ、
極秘の中、通訳として帯同が許されたのは、かの故宮澤喜一氏だった由。

また、本展に全面的に協力した米国国立公文書記録院院長氏の基調講演では、
米国中枢の資料の公開を積極的に行っている姿、その膨大な量が数字で示された。
首相がやりとりしたEmailまでがその対象となっている。

資料によっては解禁の年が定められていて、暗殺関連の機密資料は
あと数年で解禁となる。

講演会では、JFKの美化に疑問を投げかける話も出て、
(イニシャチブをとったのでなくフォロワーだった、女性好き、実は病弱で薬を服用、反拡と言われつつも在任中軍備は13%増強など)
それに対する反論も出るなど、アクセントがつくことで
JFKという人となりを浮き彫りにするのに成功していた。


米国国立公文書記録院は画像データもふんだんに有しており、
展覧会では写真、ビデオ(家族ビデオ含む)も用意されていた。

いつもは公文書の展示が主だけど、今回はそうしたビジュアルの資料が多いのが目を引いた。


さらにこんなものも:

● JFKから妻に贈られたキューバ危機回避成功記念の金属製カレンダー。
キューバ危機が続いた期間が太字になっていて、ティファニー製。

● JFケネディが演説の草稿を手書きで校正している資料が光った。
「all men」 (人々にとってというのに男性Menで代表させている)部分に
「and women」を挿入し、男女平等の精神を見せているのだ。
生々しい肉筆なだけに力強い。


***
「JFK-その生涯と遺産」展
会期 平成27年3月6日(金)~5月10日(日)
会期中無休
開館時間 午前10時~午後5時30分
(金曜日のみ午後8時まで)
会場 国立公文書館 本館
入場料 無料


なお、そばの国立東京近代美術館では、常設展が春の装い。

恒例の、川合玉堂画伯の名高い屏風「行く春」も。

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行く春ということで、水面には落ちた桜の花びらが風情を添える。

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人物をちょこっと入れて、ほのぼのと愛らしさが加わる玉堂さんらしく、
人物の姿も。
風に吹かれる花びらの中にたたずんでいる。
よく見れば、眉毛が白い翁なのだった。

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水の流れる音が聞こえそう。

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後方にはすでに青葉も見えて、新緑の季節が混じった清涼感溢れる景色だ。

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2015.03.10 Tue | Art| 0 track backs,
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