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パラティーノの丘(ローマ) その1
◆ パラティーノの丘は、ローマ建国の象徴


ローマ観光で、一般的にはやや地味だけど象徴的な場所というとパラティーノの丘だろう。

なにしろローマ建国の源泉とも言える場所なのだ。


建国伝説は、こんな感じ:

テヴェレ川に捨てられ、メス狼とキツツキに育てられたロムルスとレムスという双子の兄弟は、
捨てられた場所のそばに建国することを思いつく。
兄ロムルスはパラティヌスの丘、レムスはアウェンティヌスの丘を、その地に選ぶことを主張。

占いの結果、兄に軍配が上がりいさかいが起こる。
兄が弟を殺害する結果を生むが、無事にパラティヌスの丘(パラティーノの丘)に立国とあいなり、
これがローマの起源となった・・・

(2013年、Bunkamuraミュージアムで「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展が開催され、
ルーベンスの「ロムルスとレムスの発見」という絵が来ていた。)


だからローマ市内のあちこちで、
ロムルスとレムスがらみの図柄を目にするわけだ。

こちらは、コロッセオそばで見かけたごみ箱。


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しっかりオオカミ+双子の兄弟の浮彫が。

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むろんあくまで伝説なわけだけど、
それでもかなり古くから(紀元前1000年とか)人が住んでいた形跡はある。


さて、この丘の風景はというと、
おおらかな草むらが広がり、のどかな風情。

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植物相が違うので、たかだか木ひとつをとっても
古代を想起させ、心が弾む。

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かなり形をとどめているものもある。

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庭園跡と思しき姿も。
でも最初の写真のように、茫漠たる景色の方が圧倒的で、遺跡はポツリ・ポツリだ。

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1)コロッセオとフォロロマーノ2つの遺跡が偉大すぎる、
2)パラティーノには原形をとどめている建物が少ない、
3)更に広大で周るのに時間がかかる、
そんな理由から、観光時間に余裕がないと、なかなかこちらまでは足を延ばせない。


在りし日の面影をチラ見しながら空気を満喫しつつひたすら歩く、
そんなのんびりとしたゆとりが必要ということで、
ここで目にする観光客は(時間と闘い殺気立つというより)自然と大らかなオーラを発散しているように思う。


P1310975.jpg
(ふと見ると、こんなヨーロッパ人観光客の姿も)

*****

観光メモ:
随分間があいてしまったけれど、ローマ旅の記録の続き。
ローマの遺跡観光で外せないコロッセオとフォロロマーノを見る際、
チケットは共通になっていて、この2ヶ所とパラティーノの丘がついてくる。


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2015.03.08 Sun | Travel-Italy| 0 track backs,
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