昨日のエントリーで、蝙蝠が慶事・幸運のしるしだったという件につき
こんなことを教えてもらった。
中国の壺には蓮や兎が多産のしるしとしてよく描かれた、
そんな話は聞くし、これは万国で理解されるだろう。
けれど、音の類推による吉祥が理解できるのは、漢字を共有する日本人だからこそ。
こんなことを教えてもらった。
福砂屋さんの蝙蝠。中国では音の類推から吉祥を表すことが多いようです。
春節祭でお馴染みの「逆さまの福の字」も「逆さまの倒れる」と「やって来るの到」とで「福がやって来る」だそうですし。
日本でも森狙仙などが「猿と蜂」を良く描いていますがこれも吉祥図。
中国では「猿」は「猴」とも書き、音が「侯」に通じます。
「蜂」の音は「封」(領地を与えられ爵位を受けること)に通じますので「封侯」(侯に封ぜられる=出世)の意味となるそうです。
中国の壺には蓮や兎が多産のしるしとしてよく描かれた、
そんな話は聞くし、これは万国で理解されるだろう。
けれど、音の類推による吉祥が理解できるのは、漢字を共有する日本人だからこそ。
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2015.02.14 Sat | Society|
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