日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ヴェローナ(イタリア)のロミオとジュリエットのバルコニーは、意外に新しいものだった
ユーレイルパスで、ヨーロッパを旅行したことがある。

フランクフルトからニースに入るのに、途中インスブルックとヴェローナに宿泊した。
交通が便利で、移動途上にありつつ、見どころが多そう、そんな理由で。

結果的には正解で、特にヴェローナは、教会建築など、見どころ満載だった。

お手軽なところでは、ロミオとジュリエットの舞台として、
街には2人が愛を囁いたバルコニーがある。

むろん、シェークスピアの小説が出てから、後付けで造られたものなのだが、
それが結構古びて中世っぽくて、人気の観光スポットなのだった。

(ちなみに、そのバルコニー、意外に小さい。
ベルギーの小便小僧やデンマークの人魚姫同様、
実施に見てみると、あら、この大きさ?、というリアクションとなる。)


P1670626.jpg


小説が書かれて、ほどなく造られたのかしらと思わせる佇まい。

ところが、近頃、ヴェローナ中世研究の発表会があり、
そのバルコニー、1937年には存在しておらず、
完成してから、80年も経っていないと知った。

これが証拠。

左は、1937年。まだ存在していない、普通の窓と壁しかない。
右が1940年。左手にポッコリとバルコニーがくっつけられている。

写真 (72)



ヴェローナの街は、コマーシャル上手で、街のプロモートのために、
イメージ作りをかなり以前から行ってきたそうだ。

ちなみに街には、ジュリエットの墓(Tomba Jiulietta)なんていうのもあって、
古びた様子ではあるものの、上記の話を聞いた後で見てみれば、
感じのいい宣伝看板、とうがった見方ができなくもない。


P1670627.jpg


とはいえ、そうしたウソっこの張りぼてが、正真正銘らしく見えるのは、
街がそれ相応に努力したからこそ。

さほど俗化しておらず、中世の面影が色濃く残る街だからこそ、
人々も、まあ騙されてみてもいいか、そんな気持ちになる。

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2015.02.10 Tue | Travel-Italy| 0 track backs,
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