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バイシクルという単語は、ラテン語とギリシャ語でできていた
日仏学院でラテン語の授業をとったことがある。1学期でギブアップしたけど。


その授業の中で、印象に残った教えがある : 

2つの単語から成る合成語の場合、ラテン語+ラテン語、あるいは
ギリシャ語+ギリシャ語のパターンしかありえない、
接頭辞がラテン語で語幹がギリシャ語などという混在現象はない、というもの。


例えば、

一夫多妻制=「Polygamy」:  Polys「多数」+ gamos「結婚する」 ・・・ 共にギリシャ語

一夫一妻制=「Monogamy」: Mono「単一」+ gamos「結婚する」 ・・・ 共にギリシャ語


NG) なので、一夫一妻制は、「Uni」(単一)+ gamos「結婚する」=Unigamy とはならない。
Uniがラテン語だから、ギリシャ語のgamosとは一緒にはならないのだ。



ところが、、、ある日知ったBicycleの語源に愕然とする。
この説がひっくり返されている。Bicycleの語源は:

Bi (ラテン語の『2』)+ kyklos(ギリシャ語の『円/車輪』) = Bicycle

ラテン語とギリシャ語が混在してしまっている。
ギリシャ語の『2(倍)』はDiのようだから、本来的には Dicycleになるはずなのに??

あの教えはどこへいったのだろう?


でもその後、自転車の歴史を再び紐解いて、ハタと気づいた。
自転車が市場に出回るようになったのは19世紀後半のこと。

つまり、バイシクルという単語は、ギリシャ時代にリアルタイムで作られた言葉ではなく、
ずっと後世になってから考案された言葉だから、混在もありだった、
そう結論づけた。


実際、ラテン語・ギリシャ語で一旦死んでしまった言葉を、近世の人が
蘇らせる、そんな単語例はあるようだ。

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2016.04.03 Sun | Language| 0 track backs,
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