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イニシエーションラブ / 乾くるみ
 最後から2行目で突如ミステリーになる本。
◆ だけど、最初から核心部分を正しく理解して読んだ人には全くミステリーにならないまま終わってしまう
◆ ネタバレに最初から気づいてしまった私の悲劇


図書館から「本が到着しました」と連絡があった。
タイトルを見ると、身に覚えがない。

というか、書評やネットの評判などでよさげだと、速攻で予約を入れたりするので、
最近そうして予約を入れた数冊のうちのどれかだろうと思う。

タイトルからして「イニシエーションラブ」だなんて
およそ私らしからぬ本だなあと思いつつめくってみる。

予想以上に女子学生向きな感じで、やっぱり私っぽくないチョイスだという確信。
但し、ミステリーぽくないけど実はミステリーだというので
1日で読んでしまった。

最後まで読んで、愕然とする。
私はミステリーの核心部分を最初から認識して最後まで読んでしまったのだ。

だから、最後の2行を読んでも、どんでん返しにならず、え?わたし、そのつもりで読んでいたのに、
となってしまったのだ。

ということで、騙されずに読んだ人は、結局最後の2行を読んでもミステリーにならずじまいで終わってしまう、
そんな本なのだった。



イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)
(2007/04/10)
乾 くるみ

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以下ちょっとネタバレ:


私が、なぜ騙されなかったか?


2つに区切られたストーリーが、Side-AとSide-Bになっていたためだ。

だから、私は納得づくめで、つまりそのつもりで読み進めた。
(そうやって気づきながら読むと、まったく自然な流れになっている。)

私のように、ネタバレを知りつつ、それがネタバレの核心部と知らずに読んだ人には、なんの結末もない物語になってしまうワケだ。


残念。からくりに気づかずに、騙されつつ読んで入れば、盛り上がったハズなのに、と。
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2015.01.24 Sat | Books| 0 track backs,
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