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土門拳の写真展・第二部 「風貌」 / FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館にて
◆ 土門拳が撮影した、梅原龍三郎の気迫がスゴイ、小林古径氏は絵の雰囲気のままに


肖像写真はその人間の現在と過去を物語る自叙伝でなければならない。
非常にすぐれた肖像写真なら、その人間の現在を通して未来をも表すかもしれない・・

といったような言葉を残した土門拳氏。
古寺巡礼もそうだけど、彼の写真に添えられた言葉には力強さがいつもある。

暮れにフジフイルム スクエアで見た土門拳氏の写真展示 「風貌」には
まことにレアな写真が並んでいた。
(2月2日まで開催)


たまに被写体の人物をじらすことがあったようで、
その人物は怒り出し、結果、とりすました表層の皮がはがれてしまう。

梅原龍三郎氏の撮影時にも、かなりの時間がかかったようで
怒り出した梅原氏が籐の椅子を投げたエピソードも、脇の解説に書かれていた。
ただ、それでも動じなかった土門氏の様子に梅原氏の方がもう降参で、逆に穏やかに収まったそう。


なかでもとりわけ画家・小林古径氏の写真が珍しかった。
こじんまりとして、実直そうで、彼の描く一幅の絵の雰囲気そのままに。


画家の他、文豪あり、作曲家あり、学者あり。

志賀潔博士の明るい清貧さが逆に息苦しくなるような一枚。
添えられた言葉もずっしりとくる。

志賀直哉の絵になる存在感、
イケメン小林秀雄、
アーティスト風の山本耕作、、、、


ただならぬ人生を送ったことがにじみ出るような、
生きざま・魂が現れた実写の迫力。


ちなみに、本展、作品数はわずか20点。
なにかのついでに見る感じの展示だけれど
1/16からは、会場の表側で「冬の風景セレクション」も開催されるので、
ちょっと寄るには悪くない。

***

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館にて
土門拳の写真展・第二部 「風貌」
2014年12月2日(火)~ 2015年2月2日(月)
入場無料

http://fujifilmsquare.jp/detail/14100104.html
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2015.01.15 Thu | Art| 0 track backs,
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