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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
「火炎」
宮部みゆきさんの「東京下町殺人暮色」と、今日聞いた日本画関連の講演会が偶然シンクロした。


「東京下町殺人暮色」には、篠田東吾という架空の画家が登場する。
彼が描いた唯一の名画のタイトルは、《火炎》。
関東大震災で燃え盛る街を水墨画で描写した作品、という設定だ。


丁度今日、そのクライマックスを読んでいたところだった。

そんな折り、出光美術館の理事・学芸部長・黒田泰三さんの講演を拝聴した。


すると突然、耳を疑うような言葉が:

「日本画には、秀逸な炎の技法が見られる3大火炎表現とも言うべき絵があります」、と。


「1つは、青蓮院の青不動、次にボストン美術館所蔵の《平家物語絵巻》、そして・・・」

・・・ とそこで思わず私は、「篠田東吾の《火炎》!」と叫びたくなった(笑)。
がむろん、そんな訳あるはずもなく、

「3つ目は、出光美術館所蔵の《伴大納言絵巻》です」、とのことだった。


思わぬ形で読書と絵画の話がシンクロしたのが心地よかった。


ところで、《伴大納言絵巻》は、上記美術館が誇る自慢の所蔵品なのだが、
余り大々的に宣伝できない事情がある。

なにしろ所有者はガソリン(石油)の会社、出光興産なのだから、、、そんなオチなのだった。



東京下町殺人暮色 (光文社文庫)東京下町殺人暮色 (光文社文庫)
(1994/10)
宮部 みゆき

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p.s.「春の戴冠」は重すぎて、外出向きでないので、外出用には宮部さんの作品を持ち歩いている。
「春の・・」の方は一向に進まない。
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2014.11.15 Sat | Art| 0 track backs,
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