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映画のタイトル文字に着目した「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」
映画のタイトルの文字。

普段それほど気にしたことはなかったけれど、
よく見れば、映画の雰囲気を最大限伝えるカタチになっている。
ほんの数文字の裏に秘められた苦心、込められた思いがあるのだ、
そんなことに気づかせてくれたのが
フィルムセンターで開催中の「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」

本日トークイベントとあわせて行ってきた。


題字のこのバリエーション。
それぞれに個性的な”顔”をしている。

写真 (27)
(会場内で唯一写真撮影OKとなっているスポット)


たとえば上の写真にあるHANA-BIの題字。
映画「HANA-BI 」は見ていないのだけど、それでもくっきり記憶に残っている。
すごいアピール度だ。

ほかにも手元に画像はないけれど、ウォーターボーイズの題字のスプラッシュ感など、
なるほどなぁ、と唸らせる。

その他、エンドロールやオープニングタイトルのサワリも幾つか見られ、
比較によって、それぞれの工夫処が見えてくる。


さらにトークでは、赤松陽構造氏が手がけたもの以外の例につきビデオとともに話が弾む。

印象に残ったものも数々:

岡本太郎画伯の手による「母」の題字には、女のサガが感じられ。

風が吹くように流れていく「風の又三郎」のオープニング。
この導入部は、「風と共に去りぬ」の影響もあるのかもしれないとのこと。
(当時日本では未公開だったけれど、なんらかのかたちで目にしたという説。)


衣服を次々脱いでいくポップな写真のカットを使用したものも。
加賀まりこ主演の「月曜日のユカ」だ。とても60年代とは思えない。


なにより、本筋以外の部分にも細やかな配慮をする職業人の魂に恐れ入った。
以前見た資生堂のポスター展同様、
今回も制作過程の状況が少しわかるようになっていた。

素人が気にしないような細かな部分まで手を加え、微調整の指示をするデザイナー。
プロ根性あっぱれ。


先日書いた通り、映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のエンドロールがいろいろな意味で面白かった。
やっぱりエンドロール見ずに帰るのはもったいない。


***

場所: 東京国立近代美術館フィルムセンター
企画展示: 「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」
期間: 2014.4.15-8.10
開室時間
午前11時~午後6時30分(入室は午後6時まで)(開館時間が変更になることもあり)
休室日:月曜日、展示替期間、年末年始
観覧料:
一般210円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)
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2014.08.02 Sat | Art| 0 track backs,
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