FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
世界遺産をめぐって
近頃世界遺産の話を聞く機会が増えた。
富士山の登録や、世界遺産登録xx年記念の講演などがあるせいだ。

その中でバーミヤンの大仏破壊の実態に関する話があった。
破壊前の状況が不明で、折角修復されても不恰好な足がついてしまったりしている。

消失した法隆寺金堂壁画もしかりだけれど、記録を残すことの重要さを痛感する。

その時は悲惨という思いで見ただけだったけれど、今旧約聖書を読みながら、
大仏破壊の根の深さを思い知らされた。

旧約聖書の「金の牛」という章には、金で造られた牛の偶像を見たモーゼが怒るシーンが出てくる。

この偶像崇拝禁止の教えはイスラムに受け継がれ、大仏破壊もそこにつながる。
モーゼが怒って石版を壊すくだりを読むにつけ、すりこまれた教えは
世界遺産などという歴史的価値を軽く超えてしまう。
この一冊の中身が世界を様々なかたちで支配しているのだ。

それにしてもバーミヤンの遺跡は素晴らしく、その分、破壊行為の無残さが
際立っている。


一方世界遺産のもう一つの側面として、こんな現実も紹介された。

歴史的遺跡を有する街が、必ずしも世界遺産登録を歓迎してはいないという事実。

観光客は増え、歴史に裏打ちされた鄙びた様が情緒を失い俗化する。
反対のプラカードの映像もあった。


世界遺産登録イコール保護では必ずしもない。
それぞれの自治体のありかたに合わせて初めて保護となる。

.
関連記事
2014.07.29 Tue | Society| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill