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橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き
まだまだ先、と思っていたけれど、気がつけば2週間後に迫っていた
国立西洋美術館の「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き」展。


個人収集家・橋本貫志氏より寄贈された約800点に及ぶ指環のコレクションから
約300点を一挙公開するという。

こちら=>http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014ring.htmlに書かれている通り、
古いもので4000年前のものもあり、
”年代や素材に偏りがなく、極めて広範な内容”だ。


以前行われた記者発表では、橋本氏ご自身が同席され、指環収集の経緯を語られた。

捕虜収容所にも送られたことがあるというご自身の戦争体験を経て、
戦後、全てを失った日本国民をなんらかのかたちで元気づけたい、という気持ちから
収集を始められたそうだ。

何故指環にしたのか、という疑問への答えは、
サイズが小さく、限られたスペースで多くを展示できるから、
そして人にじかに触れたぬくもりがあるものだから、と。


スライドで、いくつかの作品について説明があり、
ドイツ人画家アントン・ラファエル・メングスのミニアチュールは、
実際に会場でも実物を見ることができた。

拡大鏡により、人物像が見やすくなっていたが、この極小サイズで人物の特徴を捉える技は驚愕に値する。


P1570321.jpg



高さ5㎝以上というこちらの指環はパパルリングと呼ばれている。
Papal Ring
という文字から推測できるとおり、Papa(Pope)=ローマ法王が儀式の際にはめる指環だ。
*写真撮影は、記者会見上許可受領済み。

教皇パウルス2世の名前が記されている。

P1570334.jpg



その他、紀元前4世紀の<女神ニケ>という藍色に金色が冴えわたる指環などはうっとりするほど美しく、
改めて当時の技術力の高さを実感させると同時に、競技を好んだ当時の人々の嗜好が
当時多用された勝利の女神というモチーフから漂っている。


非常に小さいものながら、その中に凝縮された時代を感じ取ることができ、
来歴を確認しながら鑑賞すると深みが増すと実感した。


***

展覧会名:
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き
場所:
国立西洋美術館
会期:
2014年7月8日(火)~9月15日(月・祝)
開館時間:
午前9時30分~午後5時30分         
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:
月曜日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)
主催:
国立西洋美術館、東京新聞
後援:
一般社団法人日本ジュエリー協会
公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会
協力:
神戸ファッション美術館、公益財団法人西洋美術振興財団
観覧料金:
当日:一般1,400円、大学生1,200円、高校生700円      
前売/団体:一般1,200円、大学生1,000円、高校生600円
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2014.06.22 Sun | Art| 0 track backs,
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