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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
歴史的遺産の復元
大火で焼け、もとの姿をとどめなくなった法隆寺壁画がデジタルで復元され
東京藝大美術館・ 陳列館で公開されている。

火災前の白黒写真と、火災後の無残な姿の対比パネルもあり、
デジタル壁画の方は堂内を再現する方式・並べ方で、雰囲気を伝えようとしている。

在りし日の姿が仏画師・鈴木空如による模写や白黒写真などの手法でとどめられていたからこそ可能となった復元。

昨日書いたイタリア・リミニの2世紀の外科医の家の落書きしかりで、
なんらかのかたちで記録を残すという、そのひと手間が後世のありかたを大きく変える。
(1800年前、病院の壁に落書きをした入院患者はそんなことは意図してはいなかっただろうが。)

そうそう、ポンペイの遺跡にも、1万以上もの落書きが残っていたそうだ。
バカにならない、落書きもときには。


一方で、東アジアの方では、歴史的遺産の修復がはかばかしくないと聞く。
記録がなく、元の姿が不明で、仏像などは、修復の際、勝手に違うかたちの足がつけられたりすることすらある。

生活するのに必死といった状況では、遺跡保護の方策までは手が回らない、そんな状況が目に浮かぶ。
遺跡保護には、社会の豊かさが前提条件のような気がしないでもない。

となると余裕のある国からの支援が不可欠となる。
日本などから盛んに応援の手が差し伸べられているのは、そんな背景からなのだろう。

ミャンマー、バーミヤンの遺跡現場などで、多くの日本人が協力し、活躍されているそうだ。



参考:
「弐代目・青い日記帳」さんの「別品の祈り-法隆寺金堂壁画-」

東大総合研究博物館の頁に法隆寺金堂壁画のデジタル画像による再現解説
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2014.06.13 Fri | Society| 0 track backs,
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