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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
モデナのドォーモへの道。
モデナ大聖堂浮彫の続きに入る前に、そのときの状況などを記してみる。


例によって地図もなく訪れたモデナは駅前が広々していて、
出口を出た途端、またもや やられた、と思った。

モデナは先に書いたように、日曜日、電車のみで行ける場所、という理由で
結構直前に予定を決めてふらりと来たもので、街の大きさなども調べていない。

標識に「チェントロ=中心地」と書かれていても、車用なので、必ずしも徒歩で理想的な道とは限らない。


どうやら中心地まではバスで行くパターン。
縮尺がわからないものの、地図を見た感じでは1㎞程度歩けば何か見えてきそうだった。
(駅にいる限りにおいては、どこまでいけば何が見えるのかも見当つかず。)

とにかく歩き出す。
日曜の住宅街は人影もなく、少々心細い。

さらに一本道でないのが玉に瑕。
やや大回りだったかもしれないが、大き目の道を進む。
ショートカットを試みて”しあさっての方向”に出てしまうよりいい。

今回は宿の無料WIFIを使用しただけで、モデムの貸し出しはせず、
よってサービスのいい店に入らない限りipadの道案内が使えない。

ただ、大都市を含まない観光だったので、迷ってもたかが知れているから、と屋外WIFIは敢えて放棄した。
ちなみにリミニには、広場に無料WIFIスポットが何か所かあった。



そうやってどうにか中心地にたどり着き、高い建物目指してドゥオーモに到着。

が、待ち受けていたのは・・・(前にも書いた通り)外まで響き渡る讃美歌。

入口の規制はなかったものの、数メートルのところで、「関係者以外立ち入り禁止」の綱。

周囲の観光客は全体の写真を撮ってすごすご帰っていた。


だが、私はそうはいかない。
あれを間近で見たいのだ、あれ!
ほの暗いのも手伝って、こんな遠くからじゃ、なにも見えない。

前方の十字架の下(以下の写真では十字架の1㎝ほど下)にある横に渡された板。
この説教台のフリーズ彫刻が、すごい、と小耳に挟んだのだ。

既視感が嫌で画像は見ておらず、どんな図柄なのかは詳しくはチェックしていないが、
最後の晩餐などが彫られていると聞く。


P1590245.jpg

(後ろ向きの人々がいわゆる中の人たちで、讃美歌を謳っている。)


ドイツあたりの団体旅行客などは、はなから中にも入らずに正面外壁のレリーフの説明だけで帰って行った。

この催しがいつまで続くのか聞きたかったけれど、観光客は知らないだろうし、
中の人に聞くわけにもいかない。

運を天に任せることに。

ちょっと嫌だったのは(?)入退場自由らしく、きちんと正装した人々が後から続々入ってくること。
今から入場っていうことは、終わりはまだまだ先?
そこはかとなく延々続いたらどうしよう。

(ちなみにイタリアの伊達男よろしく幼稚園児が白縁のサングラスにイカした白いスラックス姿でくるなど、
見る分には面白かった。感嘆するやら呆れるやら。)


仕方なく外壁を見るなどして時間つぶしすること1時間弱。


やがて人がざわざわし始め正面に飛んでいくと、通行止めが解除に。

そして、讃美歌を主導していた子供たちの親が、こぞって写真撮影を開始。

なんとも自由な雰囲気。
これほどの大聖堂でも、権威をかざした場所というより、親しみやすい場所になっている。
信仰あってこそ、なのではあろうけれど。


P1590257.jpg


モデナの大聖堂の話、つづく



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◆ イタリア/エミーリア・ロマーニャの旅 エントリー一覧:

・ ラファエルの故郷ウルビーノにて ラファエルを見守る父の像を発見
・ ハイライトはウルビーノにあるラファエロの生家
・ ウルビーノの城門に上る
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・ サンマリノ共和国・眺める人々
・ サンマリノ共和国・衛兵交代
・ イタリア/エミーリア・ロマーニャの旅 サンマリノ共和国・街の至る所に3つの塔

・ モデナのドォーモの浮彫 序章・ モデナのドォーモへの道
・ モデナのドォーモの説教台に描かれた最後の晩餐
・ モデナのドォーモ正面に彫られたアダムとイブ・ モデナの大聖堂壁面に描かれたカインとアベルの物語(前半部分)
・ モデナの大聖堂のカインとアベル続きとノアの箱舟

・ 海と古代と中世と。豊かなアンコーナ
・ サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャで見た至宝のような博物館
・ 終章 サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャの家並み


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2014.05.27 Tue | Travel-Italy| 0 track backs,
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