FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
「夕陽が眼にしみる」 沢木耕太郎
旅にまつわるエッセーと書評が合体した沢木耕太郎「夕陽が眼にしみる」を読了。

氏の読書量に驚くとともに、研ぎ澄まされた感性に改めて感服。

三島由紀夫の「剣」について高校一年生の時に沢木氏が書いた感想文など、
早熟で舌を巻くような内容だった。

書評の部分については、実際に対象の本を読んでいなくとも、
文章の裏側を掻きだすような洞察力が興味深い。
但し、やはり原書を読んでいなければ、その迫力は半分も届かないのだろうとも思う。
もっと本を読まなくては・・・とへこませる力を持つ書だ。

この中で知ったのだが、松本健一氏の「昭和に死す」という作品に
小澤征爾氏の父小澤開作氏の人物像が描かれているという。

日経新聞「私の履歴書」の1月を飾った征爾氏のストーリーを追った今、
その父の姿にも関心がある。

その他にも興味をそそられる書評が多数出てきて、読書欲を掻きたてる書であるともいえる。

但し、書へ誘う沢木氏の役割はここまで。
はてさて、その意欲を持続させることができるのかどうか。試されるのは自分。


夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)
(2000/01)
沢木 耕太郎

商品詳細を見る
関連記事
2014.03.25 Tue | Books| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill