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世界最古の印刷物 百万塔陀羅尼
先の慶應義塾大学の展示の話・その3。

今回当該展示を通じて知り得た事の中には、以下の事実もあった

-- 奈良時代、称徳天皇の勅願により編み出された陀羅尼が、現存する世界最古の印刷物のひとつである。

この印刷物はいわゆる写経のようなもので、百万塔と呼ばれる小作りの塔に収められ、その名の通り770年までに百万もの小塔がつくられたという。

高さ21.4で、法隆寺その他の十大寺に10万ずつ納められた。
これを安置すれば、減罪と国家鎮護の功徳が得られるとされたそう。

現存するものは、数も少なく、法隆寺の伝来品の由、
今回の展示に置かれていたのは、レプリカだった。


その他、ローマ時代の青銅版の退役証明書が興味深かった。

これは一種のIDカードだそうで、市民権を得た証拠となる。

手のひらには収まらない程度の大きさで、ずっしりした外観。
身分証明という考え方が紀元160年には存在していたことに驚く。

多分ルーブル美術館などに置かれていても、すっと通り過ぎそうなどおってことない銅版だけど、
こんな身近で、遥か古代の証拠が手軽に見られることに感激。

そうそう、当該「本の歴史 -和・漢・洋の貴重書から -」のパンフレットがPDFでネットに出ている:
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/exhibition/j7aliq0000000an0-att/a1394670290816.pdf
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2014.03.22 Sat | Books| 0 track backs,
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